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2025.09.02

【しがライターReport】琵琶湖への愛を綴る「100年後に読む琵琶湖日記」

「琵琶湖を100年後のあなたに届けたい」そんな思いで始まった約80人が交代で更新するウェブ上の交換日記「100年後に読む琵琶湖日記」についてご紹介します。

琵琶湖愛あふれる日記

2025年4月からオンラインプラットフォーム「note」で始まった「100年後に読む琵琶湖日記」。琵琶湖の漁師、琵琶湖写真家、琵琶湖ツアー会社の代表、魚の研究をする中学生、生き物博士になることを夢見る少年などがそれぞれの「琵琶湖への思い」を綴っています。

2024年12月1日、鮎の稚魚であるヒウオ漁が琵琶湖全体で一斉に解禁されましたが、統計が始まった過去で最も悪い水揚げとなり、危機感を感じたという琵琶湖の漁師・フィッシャーアーキテクトの駒井健也さん。駒井さんと丘峰喫茶店の堀江昌史さんが、漁師仲間や郷土の食文化を研究する仲間たちと開いた食事会で「交換日記をしよう」と盛り上がり、「100年後に読む琵琶湖日記」が始まりました。

駒井さんは「鮎の漁獲量が減り、漁師としてこの現状を伝えるために交換日記を始めることにしたら、いろんな人が集まりました。それぞれが100年後に伝えたいことを書いています」と話します。

それぞれの琵琶湖

琵琶湖岸のごみ拾いをしながら集めたプラスチックゴミや使われなくなった漁網をアップサイクルしたアクセサリーを販売する北島宏樹さんや、転職して琵琶湖岸の会社で働く湖畔えりさん、琵琶湖岸を犬と散歩する森さきさん、滋賀を自転車で巡るツアー会社の一丸剛さんなど、書き手は多種多様。

共通点はたったひとつ、「琵琶湖」。

駒井さんは「それぞれが違った方法で琵琶湖に関わっているのがいいと思っています。1年後に本にして出版するのが目標。未来に琵琶湖の魅力を伝えていきたい」と話します。

100年後の琵琶湖への思い

「100年後に読む琵琶湖日記」というタイトルを考えたのは琵琶湖写真家の辻田新也さんです。
「100年後の未来に今の琵琶湖を届けるための日記。今が良くて未来がダメとか、未来が良くて今がダメなどという前提条件を付けないタイトルにしたかった。僕は琵琶湖に元気付けられました。琵琶湖は人生の舞台。琵琶湖を誇れると自分の人生も誇れるようになると思います」と話す辻田さん。

中学生の時に絵本「はじめてのびわこの魚」を出版した高島高校3年の黒川琉伊さんは、日記にこう綴ります。「100年後ってワープするんじゃなくて、毎日毎月毎年が続いた結果だから、バトンをつなぐように当たり前に日々をつないでいけたら」

あなたにとっての琵琶湖とは何か、
100年後の未来に何を残したいか、一緒に考えてみませんか?

100年後に読む琵琶湖日記
https://note.com/biwako_diary_100

レポーター紹介

有限会社ウエスト

「ピースマム」や「じゆうじかん」などで滋賀の地域情報を発信しています。
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