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2026.02.13

【しがライターReport】膳所駅前に「成瀬は天下を取りにいく」マンホールふた設置

大津市膳所が舞台の人気小説「成瀬は天下を取りにいく」の特別デザインマンホールふたが1月19日、京阪膳所駅改札前に設置されました。

物語の舞台に新たな「聖地」

シリーズ完結作『成瀬は都を駆け抜ける』の発売を記念し、出版社の新潮社が大津市へ寄贈しました。同日午前には大津市役所で寄贈式が行われ、作者の宮島未奈さん、新潮社関係者、佐藤健二大津市長らが出席しました。

佐藤市長は「大津ゆかりの作品が市内外の方に親しまれる新たなスポットになることを期待している」とあいさつ。作品内で描かれたびわ湖疏水にも触れ、「舞台となった場所の発信を今後も強化したい」と語りました。

宮島さんは「デビューから約3年でここまで作品が育ったのは、大津の皆さんの支えがあったから」と感謝を述べ、「町の中に成瀬が刻まれるようでうれしい」と笑顔を見せました。デザインには文字色を白にするなど、宮島さんの意見も反映されています。

寄贈式後、関係者は膳所駅前へ移動。正午過ぎからマンホールふたの設置作業が行われ、宮島さんのSNSを見て訪れたファン30人以上が見守りました。設置には宮島さんのほか、佐藤市長やびわ湖大津観光大使も立ち会い、新たな聖地の誕生を祝いました。

マンホールの下に広がる、見えない守り手「下水道」

華やかなデザインマンホールふた。その足元には、私たちの暮らしと琵琶湖を支える「下水道」が広がっています。

下水道は、家庭や施設から出る汚れた水を集め、下水処理場へと運びます。整備されていることで、汚水が町に流れ出ることを防ぎ、私たちの生活環境を清潔に保っています。

処理場では、沈殿や微生物による分解などさまざまな工程を経て水をきれいにし、最後に消毒。その後、基準を満たした水が琵琶湖へと戻されます。

つまり、下水道は見えないところで働きながら、琵琶湖の水質を守る大切な役割を担っているのです。

琵琶湖は、滋賀県民だけでなく近畿1,400万人以上の水がめ。私たちの足元にあるマンホールの下には、その琵琶湖を守るための大切な仕組みが息づいています。

物語とともに、水環境にも目を向けて

「成瀬は天下を取りにいく」は、大津市を舞台にした青春小説で、2024年本屋大賞をはじめ数々の文学賞を受賞し、シリーズ累計発行部数は200万部を突破しています。

新たに設置されたマンホールふたは、作品の世界観を感じられる観光スポットであると同時に、下水道という「見えないインフラ」を意識するきっかけにもなります。

物語の舞台を歩きながら、足元に広がる下水道と、その先にある琵琶湖の存在に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

レポーター紹介

有限会社ウエスト

「ピースマム」や「じゆうじかん」などで滋賀の地域情報を発信しています。
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