去年12月から今年5月までのびわ湖のアユの漁獲量が過去最低の不漁となりました。
県漁業協同組合連合会によりますと、温暖化などの影響から、先月までの漁獲量は過去5年間の平均の4割程度にあたる17トンにとどまったそうです。
こうした状況を受けて、県漁業協同組合連合会や県河川漁業協同組合連合会などの4団体が三日月知事に緊急要望を行いました。
要望では、
・産卵させる親アユの放流量を去年増やした量と同じ20トンにすることや
・8月の放流時期を水温が下がる時期にずらすこと
などを求めており、漁業協同組合連合会の佐野高典代表理事会長は三日月知事に要望書を手渡しました。
要望を受けた三日月知事は、今回の不漁を「強く憂慮、心配している」とし、原因の調査や研究など「県でできることは最大限やりたい」と答え、
県漁業協同組合連合会の佐野高典代表理事会長は「水産業全体に影響が出てくる。びわ湖全体のアユの需要が減ってしまう。危機感を持っている。知事も理解を深めてもらっているので、我々漁業者にとっても力強い」と話していました。
地球温暖化が進んだことや環境の変化で漁獲量の減少で悩まれているのはアユだけではありません。
このままでは、どんどん魚が減り、私たちが魚を食べる機会が減ってしまいます。
環境保全のために、私たちにできることはたくさんあります。
ごみの分別、ごみ拾いなど、できることから始めて、湖や海の環境を守っていきましょう!