明治11年(1878年)に設立された日本でもっとも歴史のあるマス類の増養殖施設の一つ「醒井養鱒場」。なんと今年で創立140周年を迎えます!霊仙山山麓の鍾乳洞から湧き出る清水を利用した飼育池は、透明度が高く本当に綺麗です。豊かな自然に恵まれていて、春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉など、四季それぞれに美しい景観が広がります。
現在ニジマスだけで97万尾以上が飼育されています。アマゴ、イワナ、ビワマスのほか、まぼろしの魚“イトウ”、古代魚“チョウザメ”、清流のシンボル“ハリヨ”なども展示飼育されていますよ!
なかでもビワマスは琵琶湖固有種で重要な水産資源の一つです。琵琶湖を海のかわりとする”ビワサーモン”とも呼ばれていて、旬の時期のビワマスはとろけるような美味しさです。ビワマスの炊き込みご飯「アメノイオご飯」や甘露煮など、県内各地でさまざまな郷土料理として愛されています。
そんな醒井養鱒場の春の恒例イベント「新緑ます祭」が今月27日に開催されます。ニジマスのみそ汁1000杯が無料でふるまわれるほか、マス釣りとマスの塩焼きをセットにした体験などもあるそうですよ♪詳しい日程などは醒井養鱒場のHPに掲載されています。海のない滋賀県ならではの”新鮮な魚”をぜひ試してみてくださいね!
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー