大津港に並んだ2隻の船。左が旧うみのこ、右が新うみのこです。内装工事の遅れのため就航が遅れていた新しい湖上学習船「うみのこ」ですが、工事が完了し、引っ越しのため大津港にやってきました。来月4日に初の運航を迎える予定で、16日は、前のうみのこから生活や学習の道具などを運び入れる作業が進められました。大津港を訪れた方々は「急にゴージャスな感じになってる!」とびっくりされていましたよ。
「うみのこ」の名前を知らない滋賀県民は恐らくいないのではないでしょうか?県内の子どもたちは小学5年生になると1泊2日を船の上で過ごす「びわ湖フローティングスクール」を体験します。昭和58年から始まり、これまでに約54万人の子どもたちが乗船してきました。違う学校の生徒たちと”船の上の学校”で一緒に学習するドキドキ感!私も新しくできた友達と名物カツカレーを食べたことを覚えています。
新しい船の名前は昨年公募によって決まりました。1354件の応募があり、そのうち「うみのこ」が最も多く95件でした。やっぱり永く親しまれてきた愛着のある名前なんですね。
これまで4層構造だったうみのこ、新しい船は5層構造になりました。CO2の排出量を削減するなど環境に配慮した電気推進システムの採用や、水中カメラ・デジタル顕微鏡・デジタル水質測定器などを設置した実験室の新設、電子黒板やタブレットの活用など、最新設備が整っています!これからの活躍が楽しみですね♪