滋賀県に海はありませんが、日本最大の湖「びわ湖」を中心に抱き、人々の生活や文化は常にびわ湖とともにありました。
山々から湧き出た水は、やがて川となり、びわ湖に流れ込みます。びわ湖には、大小460本の河川が流入していますが、びわ湖から流出する川は、瀬田川1本しかありません。
瀬田川は、京都府で宇治川と呼び名を変え、桂川、木津川と合流して、淀川となり、やがて大阪湾に注ぎ込まれます。 滋賀県民一人ひとりが、水源の森や川、びわ湖を大切にすることは、ひいては大阪湾という【海】を大切にすることにつながっています。
近年、生活の利便性の向上に伴って、滋賀県独自の水を大切にする文化が薄れつつあります。
海と日本プロジェクトin滋賀県では、次世代を担う子どもや若者を中心に、びわ湖をはじめとする「水環境」や、びわ湖と大阪湾をつなぐ淀川水系などについて、改めて学び、触れる機会を創出します。
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歌って踊れるカイツブリ。マイクとチョーネクタイがトレードマーク。カイツブリは、滋賀県の県鳥で、古くは鳰(ニオ)と呼ばれていました。鳰がたくさんいる海という事で、びわ湖の事を「鳰海(におのうみ)」と呼んでいたそうです。