琵琶湖と美しい花々に囲まれた「びわ湖大津館」。昭和9年、外国人観光客の誘致を目的に県内初の国際観光ホテルとして建築された建物「旧琵琶湖ホテル本館」をリニューアル活用した大津市の文化施設です。
建物の設計は、東京歌舞伎座や明治生命館等を設計したことで有名な岡田建築事務所によるもので、桃山様式と呼ばれる特徴的な和風の外観と洋風の内観が、琵琶湖の風景と古都大津の風土に見事に調和したデザインになっています。
旧琵琶湖ホテル時代には『湖国の迎賓館』として、昭和天皇を始め多くの皇族の方々、ヘレン・ケラー、ジョン・ウエイン、川端康成など、多分野の著名人が来館!名実ともに県下唯一の格式を持ったホテルとして営業されていました。
平成10年に琵琶湖ホテルが浜大津に移転することになった際、取り壊しを惜しむ多くの市民の声に応えて、大津市が耐震と改修保存を行いました。平成14年から柳が崎湖畔公園「びわ湖大津館」として新たに開館し、湖に気軽にふれあえる人気の観光スポットとなっています。
「びわ湖大津館」のイングリッシュガーデンでは、300種類・約3000株のバラが栽培されていて、いま見ごろを迎えています!ハリウッド女優、「イングリッド・バーグマン」の名前が付けられた真っ赤なものや、甘い南国フルーツのような香りの守山市産「かおりかざり」など様々なバラが楽しめます。来月10日まで「春のローズフェスタ」が開かれ、期間中は土日を中心に様々なイベントが開かれる予定です。大切な方と一緒に、優雅なひとときを過ごされてみてはいかがでしょうか。
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー