先週土曜日、長浜市内で特別天然記念物のオオサンショウウオを学ぶ観察会が開かれました!
観察会は、県内で長年自然保護や環境学習に取り組む「滋賀のオオサンショウウオを守る会」などが開き、
親子連れなどたくさんの方が参加したそうです!
次々と見つかったオオサンショウウオ。
オオサンショウウオは、捕獲だけでなく触ることさえ禁止の特別天然記念物なんです!
観察会では、特別な許可を得たメンバーが調査を行う様子を参加者が見守りました。
これまでの調査によると、観察が行われたこの川で100匹以上のオオサンショウウオが確認されています。たくさんいる理由は、魚やサワガニなど、オオサンショウウオのエサとなる生き物が豊富なこと。
水質維持はもちろん、魚たちが遡上しやすいよう、堰堤には魚道が整備されるなど、様々な人の手で川の環境が守られてきたからです。
日本のオオサンショウウオは現在、人の手で持ち込まれた中国原産・チュウゴクオオサンショウウオとの交雑が問題化しています。
近隣の岐阜県や京都府では、交雑個体がかなり広がっているとの調査結果があり、
貴重な日本固有種・オオサンショウウオを守るために滋賀県内でも水際での対応が求められています。