県外では「猫の島」として話題になっている近江八幡市の沖島。
ところがBBC記者が外来魚問題の取材のために訪れたところ、猫には1匹も出会えず。
時間帯も関係しているのかも知れませんが、
以前は漁船が港に着くたび多くの猫が集まってきた印象がありました。
漁業関係者の方によると、「目測」で、ピークの3分の1程度まで猫の数が減っているということです。
もともと沖島にいる猫は野良猫で、
かつては商品価値のない魚がえさとして与えられていたそうです。
でも最近は漁獲高が減少したため「おこぼれ」に預かれる猫が減り、
それに伴い猫の数も減少していったとみられています。
観光客にとっては、かわいい猫はお目当てかもしれませんが、
魚を狙った猫によって漁網が破損するなど、
漁業関係者のみなさんにとって猫はありがたい存在ではないといいます。
ただ、その「ありがたくない存在」の猫の減少に
漁獲高の減少が関係していることについては、
漁業関係者の方も複雑な思いです。