大津市本堅田に、”琵琶湖に浮かぶお寺”があります。海門山満月寺、通称「浮御堂」です。平安時代、比叡山の僧・恵心僧都 源信によって、湖上安全などを祈願して建立されたといわれています。堂内には源信自らが刻んだと伝えられる千体の阿弥陀仏が安置されていて圧巻ですよ!浮御堂自体も、季節や時刻の移り変わりとともに様々な姿を見せてくれます。浮御堂の山門のそばには、こんな句碑が立っています。
「五月雨の雨垂ばかり浮御堂」
阿波野青畝が、五月雨に濡れた浮御堂の美しさを詠んだ句です。晴れの日だけでなく雨に濡れた姿も絵になるんですね。昼間はもちろん、日の沈みかけた夕景もなんともいえない情緒があって素敵ですよ。
4月28日(日)と5月26日(日)には、浮御堂・湖族の郷資料館周辺であおぞら市が開催されます。特産品や各店自慢の商品、地元農家の新鮮野菜、湖魚の佃煮、おいしい屋台の出店など、この地域ならではの魅力がぎゅっと詰まったイベントです。両日とも10時〜15時までの開催です。ぜひイベント開催に併せて立ち寄ってみてくださいね!
【浮御堂 拝観情報】
場所:大津市本堅田1-16-18
拝観時間:8:00~17:00
拝観料:300円
アクセス:湖西道路真野ICから10分(駐車場あり)、JR堅田駅からバス出町下車・徒歩7分