【しがライターReport】翔んで東京~琵琶湖より学びを込めて~

2024-3-19
海と日本PROJECT  in 滋賀県

(株)良品計画さんが平和堂ビバシテイ彦根の無印良品店内で地域密着型のスペースを提供し第一回「RICE IS COMEDY刊行フェア記念トークイベント 滋賀の魅力、再発見!」が開催され参加しました。
登壇した河瀬中学校科学部魚班の武田亘平さん(1年生)のテーマは『琵琶湖に生息する未利用魚の活用促進』。琵琶湖に暮らす魚が未利用魚や外来種の選別で廃棄されている現状を憂いた魚班の取り組み課題を伝えてくれました。そこには彼らの大好きな生き物への愛情が息づいていました。
今回は併設型中高一貫教育校の滋賀県立河瀬中学校科学部魚班を訪ねました。生物室でビワコオオナマズの稚魚(外部指導員の村山さん協力で卵から仔魚を経た)、ホンモロコ、タナゴ、ドンコを飼育しています。水槽の清掃・給餌・観察を定期実施し野外採集も。班員は1年生の武田亘平さんと松尾祥秀さん。夢は琵琶湖の魚を全部飼う、世界に発信する(目指せInstagramフォロワー5,000人)、新渡戸文化学園中学校の魚仲間と琵琶湖スタデイツアーを実現、未利用魚が店舗に並ぶように仲間を増やし学ぶこと。河瀬中学校科学部魚班は未来へと船出します。

琵琶湖博物館で芽生えた生き物好き「未利用魚を美味しくいただきましょう」・・・武田亘平さん

  1. 友達に河瀬中学の魚班を勧められました

生き物好きです。小学校4年生で行った琵琶湖博物館で琵琶湖の魅力にハマりました。生き物を捕まえたり、魚を見たりするのが好きになって。その時に友達から河瀬中学校に魚班があるって聞いたんで入学しました。魚班で活動し発表する機会を頂けて、あらためて琵琶湖の素晴らしさに気づきました。アポイントを取るためにパソコンを駆使し、水槽装置の使い方も学べました。漁業で採れた未利用魚をもっと食べたいです。油で揚げたら美味いのでハンバーガーにするなどしてB級グルメにしたい。湖の魚が美味しいことを発信して将来的にスーパー(無印良品さん?)に並ぶ日が来ることを願っています。そして映えるインスタを発信したいです。仲間募集中です @kawasesakana でSNSフォローお願いします。

 

琵琶湖で暮らす魚やん区別するのはかわいそう「琵琶湖の魚を全部飼いたい」・・・松尾祥秀さん

  1. 先輩の活動成果に魅せられました

深い理由はありませんが高校生のワラジムシの交替性転向反応研究など多くの実績に魅せられて入部しました。琵琶湖の魚を全部飼いたいです。水槽と野外採集の回数を増やしたい。生徒ホールに水槽を並べてみんなに見てほしい。アメリカナマズも川で繁殖していますが、同じ琵琶湖の魚なのに(おとなの事情で)未利用魚や外来種って呼ばれて廃棄されるのはかわいそうじゃないですか。ブラックバスは食糧にするために琵琶湖に来たんだし、琵琶湖で共存できたらいいな。琵琶湖で暮らす魚の人気を勝ち取りたいですね。Instagramフォロワー5,000人を目指します。人は多い方がいいので。

 

(公財)中谷医工計測技術振興財団令和6年度科学教育振興助成決定で夢を形に

  1. 野外採集の姿でポージング「魚に会いたい!」
  2. 飼育中のドンコ

魚班中学1年生の魚愛からでた発想です。琵琶湖で暮らす魚を区別する私たちが可哀想なことに気付きました。記者の目から鱗が剥がれた瞬間です。彼らの夢を実現するために(公財)中谷医工計測技術振興財団令和6年度科学教育振興助成が決定しました。事業名は『元琵琶湖大使たちの挑戦 翔んで東京~琵琶湖より学びを込めて~』彼らは元琵琶湖大使なのです。仲間もできました。新渡戸文化学園中学校生の2人です。東京で三重漁港の定置網漁の魚やビワマスや未利用魚を取り寄せる最先端の活動をしています。彼らと「琵琶湖スタデイツアー」で琵琶湖をめぐり、漁港を視察し、湖魚を美味しく食べ流通を企画したいそうです。水槽も購入できますね。直近は沖島漁港の視察を計画しているとか。皆さん彼らと伴走しませんか?中学生が描く琵琶湖の共存は近い未来に実現しそうです。応援お願いします!

@kawasesakana
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@kawasesakana
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レポーター紹介

文・写真/辻村琴美・文化コーディネーター
1956年大阪市生まれ。野洲市在住。(特非)コミュニテイ・アーキテクト近江環人ネットワーク理事長。
写真家の辻村耕司の妻。職業は編集者。一男一女を授かり夫の実家旧中主(ちゅうず)町にて三世代同居。
環境倫理雑誌M・O・Hもう通信編集長を務めた。好きな言葉は「信頼と優愛」。目標は“びわ湖から世界に羽ばたくバタフライエフェクト”を創ること。

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