日本一大きな琵琶湖をぐるっとまわって反対側へ移動するのはひと苦労…。
そこで便利なのが、琵琶湖の東と西を結ぶ橋。
1964年に開通した「琵琶湖大橋」は、大津市の堅田と守山市の今浜を結ぶ有料橋です。
長さ1350m、最大の高さ26.3mの鋼鉄製で、下を行きかう大型観光船が通れるよう緩やかなアーチ型になっています。
橋の両側には自転車・歩行者専用道路も設けられていますが、この橋を車で通ると、滋賀県民ならだれでも知っている”あの曲”が聞こえるのをご存じでしょうか…!
車で走ると走行音が音階に聴こえる道路は「メロディーロード」と呼ばれ、路面に深さや間隔の異なる溝を刻み、その溝と車両のタイヤが接触したときに生じる走行音がメロディーになって聞こえる仕組みになっています。
琵琶湖大橋でその曲が聞こえるのは、大津市から守山市へ向かう追い越し車線の610メートル区間。
滋賀県民おなじみの「琵琶湖周航の歌」の旋律を聞くことができるんです!
ただしそれは法定速度の60キロ以下で走ったときだけ。
交通安全に気を付けて、焦らずゆっくり走ってくださいね。
琵琶湖大橋からの眺めはもちろん、琵琶湖大橋自体も、なだらかな曲線を描き美しい景観を作り出します。
比叡山を背景に、湖上に白いアーチがよく映えます。
トワイライトの明かりに照らし出された姿は特に美しく、夜も明かりが灯り幻想的ですよ。
ドライブを楽しんだら、琵琶湖大橋の湖西側のたもとにある「道の駅 琵琶湖大橋米プラザ」にもぜひ立ち寄ってみてくださいね。
地元の生産者が作った新鮮な農水産物や加工品がそろう直売所「おいしやうれしや」や、琵琶湖の特産品を購入できるお土産コーナー、直売所の新鮮な野菜を取り入れた地産池消メニューが楽しめるレストランなど、休憩にぴったりの施設です。
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー