プロバスケットボールBリーグ2部所属の滋賀レイクスは、2017年から琵琶湖岸の清掃活動に取り組んでいます。今シーズンは範囲を広げ、1年間かけて長浜市や野洲市、高島市など琵琶湖に接している10市で清掃活動を行う「びわ湖一周クリーンウォーク」を初めて実施します。
滋賀レイクスが2017年から始めた琵琶湖岸の清掃活動「クリーンウォーク」。試合のないオフシーズンは大津市の琵琶湖岸で選手も参加してゴミ拾いを行ってきました。大津のウカルちゃんアリーナと草津のYMITアリーナで試合を開催時には、来場したファンが試合開始前に会場周辺のゴミを拾う「ホームゲームでクリーンウォーク」も実施しました。
今まではホームタウンである大津市を中心に清掃活動を行ってきましたが、今シーズンは県内の琵琶湖に接している全ての市、大津市、草津市、守山市、野洲市、近江八幡市、東近江市、彦根市、米原市、長浜市、高島市で実施します。
「びわ湖一周クリーンウォーク」を担当する藤居海好さんは「以前からほかの地域でも開催してほしいという声がありました。ホームアリーナが滋賀ダイハツアリーナに変わり、会場周辺での清掃活動が難しくなり、これを機にパワーアップしようと県内全域で実施することにしました」と話します。
7月22日は大津市の近江大橋付近で、8月12日は長浜市の湖岸緑地 田村2公園、8月19日は近江八幡市の西の湖で実施。
7月22日は野本大智選手と山崎凜選手が、8月12日は湧川颯斗選手が、8月19日は宮本一樹選手が参加し、ファンと一緒に清掃活動をしました。
選手はファンと交流しながら楽しそうに琵琶湖岸のゴミを拾い、終始笑顔の絶えないクリーンウォークとなりました。
長浜や近江八幡では初開催となったため、今まで遠くて参加できなかった湖北地域や県外のファンも参加することができたようです。
藤居さんは「西の湖では協力してくれたNPO法人の人たちが、『普段は選手と接する機会がない子どもたちに喜んでもらいたい』と、おもてなしをしてくれました。地元のミニバスケットボールチームから参加してくれる子どもも多く、皆さんが楽しんで清掃活動に取り組んでくれました」と話します。
参加者からは、「子どもと一緒に環境について考えるきっかけになった」「改めて滋賀の魅力に気づくことができた」「地域貢献ができてよかった」との声がありました。
長浜では公園の管理者から「最近、カワシンジュガイが見られるようになったが、水質が良くないと生息しない貝なので、琵琶湖がきれいになってきた証拠」という説明があり、参加者が環境について学ぶ機会にもなったようです。
藤居さんは「今までは接点がなかった自治体や団体とつながりを持つことができ、今後の活動に広がりがありそうです。選手に会いたいと参加してくれたファンも一生懸命、清掃活動に取り組んでくれました。レイクスが入り口となり、環境問題について考えてもらうきっかけになれば」と期待します。
「今後は自治体や地元企業と協力して、『レイクスといえばクリーンウォーク』と思ってもらえるくらいにしたい。ファンと一緒に体を動かしながら、環境問題について考え、行動していきたい」と意気込みます。
「びわ湖一周クリーンウォーク」今後の予定
9月 守山市 滋賀レイクス選手参加予定
11月 草津市 レイクスチアリーダーズ参加予定
2024年
1月 野洲市 レイクスチアリーダーズ参加予定
3月 彦根市 レイクスチアリーダーズ参加予定
6月 高島市 滋賀レイクス選手参加予定
6月 東近江市 滋賀レイクス選手参加予定
6月 米原市 滋賀レイクス選手参加予定
※変更可能性あり
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