※滋賀県での緊急事態宣言を受け、下記記事の日程より延期になりました。開催日は未定です。
今年もびわ湖大花火大会など、滋賀県内各地の花火大会は中止になりましたが、滋賀県の有志が今年も立ち上がりました!
「密」を避け、開催場所は「秘密」の「非密の花火大会inびわ湖一周2021」が8月28日、琵琶湖岸で開催されます。
はじまりは、2020年5月。新型コロナウイルスの影響で各地の花火大会が中止となる中、近江八幡市で花火師が「子どもたちに見てほしい」と自費で花火を打ち上げたことを知った彦根の司法書士法人equalの馬場真作さんが、仲間に声をかけ、プロジェクトを立ち上げました。
5月中旬から準備を始め、プロジェクトメンバー6人と会議を重ねました。
馬場さんは「何よりうれしかったのは、僕らの思いに賛同してくれて、どんどん仲間が集まったこと。映像クリエーターや、フォトグラファーなど、忙しい中、遠方からも駆け付けて、無償で協力してくれました」と振り返ります。
火薬類取締法の無許可消費数量内である5分間、75発なら、許可を得ずに花火を上げられることを知り、2020年7月7日に彦根で75発の花火を打ち上げました。
「もっと多くの人に花火を見てもらいたい」とクラウドファンディングで資金を募ると、400万円を超える資金が集まりました。
2020年は、8月の毎週土曜に琵琶湖岸で打ち上げ、最終日には全8箇所、合計で900発の花火を打ち上げました。
「密」を避ける「非」「密」で、打ち上げ場所を知らせない「秘密」の花火大会は、多くの人の協力で成功しました。
そして2021年。新型コロナウイルスが収束することはなく、今年もびわ湖大花火大会など、県内の花火大会は中止になりました。
非密の花火大会のクリエイティブディレクター・本田守武さんは「昨年、『来年はいつも通りの花火大会が皆に戻ってきますように』との願いを込めて花火を打ち上げましたが、本年度も状況は同じ。皆が楽しみにしている花火大会はなく、花火業者さんも苦境に立たされています」と話します。
夏が近づくと、「今年も非密の花火大会があるのかな?」と、昨年のプロジェクトサイトの訪問者が増え、皆さんの期待度を感じた本田さん。
「皆さんに背中を押されて、今年も実施することを決めました」と振り返ります。
クラウドファンディングで資金を募り、8月28日20時に湖北エリア・湖東エリア・湖西エリア・湖南エリア(東側)・湖南エリア(南側)の10カ所同時に打ち上げることを目指しています。
今年も5分間、75発の花火大会です。
クラウドファンディングが成功すれば、琵琶湖岸の各地で同時に花火が上がります。
本田さんは「派手さはなく、小さくささやかですが、心に残る花火になれば」と話します。
8月最後の土曜日、琵琶湖の空を彩る花火。思い出を一緒に作りませんか?
「非密の花火大会inびわ湖一周2021」
琵琶湖岸10カ所を予定
2021年8月28日(土)20時~ 5分間を予定
【非密の花火大会サイト】
【非密の花火大会クラウドファンディング】(8月15日まで支援募集中)
子育て応援マガジン「ピースマム」をはじめとするフリーペーパーを手掛けるなど、滋賀県のことを知り尽くす「有限会社ウエスト」さんとコラボレーション!
”しがライターReport”として、週に1度、とっておきの情報を紹介していただきます♪