2024年1月13日、観光農園「SYMBIOSIS FARM by YANMAR（シンビオシスファームバイヤンマー）」が
栗東市上砥山にオープンしました。1棟貸し切りでいちご狩りをして、収穫したてのいちごでスイーツ作りを楽しめます！自然と人、地域と共生する観光農園シンビオシスファームとは？
1棟貸し切りでいちご狩り！収穫したいちごでスイーツ作り！
いちご狩りは栽培棟を1棟貸し切りで、1回に3組限定なので混み合うことなく、ゆっくりいちごを収穫できます。いちごの種類は糖度が高く柔らかい「章姫」と滋賀県が開発したオリジナル品種で、甘さと酸味のバランスが良い「みおしずく」。
いちごは１組につき2カゴずつ。カゴいっぱいに収穫することができます♪
いちごを収穫したら、温室の中にあるカフェに移動してスイーツ作り！
瓶の中にイチゴのショートケーキを詰める瓶スイーツといちご大福、いちごパフェ、いちごタルトの4種類を好きなだけ作ることができます。（食べきれる分だけ。瓶スイーツは持ち帰り可）
スイーツにトッピングするハーブやエディブルフラワー（食べられる花）は、無農薬のものを自分で収穫！
カフェの周りの「エディブルガーデン」にはバナナやバニラの木も。
バナナやバニラビーンズがどのように育っているのかを見ることができて、食育にもつながります。
※季節により楽しめる植物が異なります。
木がいっぱいのキッズルームには魚と植物が共生する水槽
カフェの隣にはキッズルーム「HANASAKAルーム」。滋賀県産の木材を使ったブロックやままごと屋台、絵本もあって、子どもたちが楽しく遊べます。
キッズルームの中央には琵琶湖の魚ビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコがたくさん泳ぐ「アクアポニックス」の水槽が。
「アクアポニックス」とは、魚の排せつ物を微生物が分解し、植物の栄養となり、植物によって浄化された水が魚の水槽へと戻り、魚と植物を同じ循環システムで育てる新しい農業の形です。
遊びながら木育（もくいく）、食育、環境まで学べますよ。
人と自然と地域と共生する観光農園とは？
カフェとキッズルームがあるのは温室の中。シンビオシスファームは、農作物や花の生産を行ってきた自社農園でした。同施設を運営するヤンマーシンビオシスは、「共生」を目指し、2014年に設立されたヤンマーグループの特例子会社で、障がい者を雇用し、農業や清掃業務、名刺の作成、エンジン製造の前工程作業などの事業を展開しています。
栗東にあるシンビオシスファームでは今までも農作物や花の生産をしていましたが、今回、野菜を栽培していた温室をリニューアルし、観光農園としてオープンすることになりました。
ヤンマーシンビオシス社長の白藤万理子さんは「リニューアルの目的は、子どもたちにワクワクする経験を提供することと、地域資源を最大限に使い農業に貢献すること、障がい者の働く場所を増やすこと」と話します。
地域資源を活かすため、カフェの屋根は滋賀県産の竹と琵琶湖のヨシで土台を作った稲ぶき。カフェとキッズルームの床や棚、机も滋賀県産の建材を使用しています。カフェのテーブルは琵琶湖の形をイメージして作りました。カフェで提供するドリンクも滋賀県産の朝宮茶など地産地消にこだわっています。地元で採れた農作物の販売も予定。地域農業の活性化に取り組みます。
滋賀事業部長の太田光典さんは「事業の幅を広げることで、いろいろな個性のある人が働ける環境をつくることができて働くチャンスも広がる」と期待します。
地域と共生し、滋賀の環境と共生し、障がい者が共生する場所をつくり、地域の子どもたちにワクワクする学びの場を提供する。いちご狩りだけじゃない！楽しく学べる観光農園です。
滋賀県栗東市上砥山218
営業日
1～2月:金曜・土曜・日曜・祝日のみ営業
3～5月:火～日曜日・祝日営業※月曜定休日
6月～11月は未定
営業時間 9:00～17：00
土、日曜・祝日：3部制（9:00／12:30／15:00）1日9組
平日：2部制（9:30／13:00）1日6組
※各回3組限定。事前予約制
料金
1組22,000円 税込（1組5人まで、3歳未満は人数に含まない）
※人数の追加は3人まで可能。追加1人+3,300円 税込
レポーター紹介
- 有限会社ウエスト
- 「ピースマム」や「じゆうじかん」などで滋賀の地域情報を発信しています。
県内各地の情報に精通しているスタッフが、知られざる滋賀の魅力やイベント情報を深堀りしてお届けします♪
