山の木々は新緑が芽吹いています。
琵琶湖流域の年間降水量は約1,700mmで、琵琶湖水系の約460本の河川から琵琶湖へと流れ込みます。
安曇川の上流で清流の郷である葛川では春を迎え、渓流魚遊魚券の販売も開始しました。
母なる琵琶湖に流れるのは、父なる山から流れ着いた透明な水と色とりどりの石と生き物たちです。
琵琶湖の石を子どもたちと工作するために、石を求めてきました。
河原に降りて石を物色中、河原は石のオンパレード。
大きな岩から砂粒のような石まで、琵琶湖水系の上流から流れてきて割れて磨かれ、こんなに小さくなるんだなあ。。
白、赤、鼠、緑、黒、縞、一つとして同じ石はありません。
気の向くまま手触りのいい石をチョイス。
「さて、宮田さんに会いに行こう」
河原を上がってThe Miyata’s Placeへ、白犬のヨーダ君(スター・ウオーズのヨーダに似てる)がお出迎え。
「やあやあ、ようきてくれました」とチャーミングな笑顔で宮田清彦さんとWandaさん。
お二人はアメリカで知り合い日本で結婚し神戸から大津市葛川(かつらがわ)に40年近く前に移住したパイオニアです。
清彦さんはカメラマン、Wandaさんは翻訳業。お二人に憧れた国際カップルがご近所におられるとか。
Wandaさん「山と川が近くにあると落ち着くの」
清彦さん「葛川はかつて筏を流して、琵琶湖へ木材を運んでいたんですよ」
ヨーダくん「ワン!」
築60年の古民家を40年間清彦さんとWandaさんはセルフリノベーションし続けています。
囲炉裏の横にはカウンターと椅子、おくどさん(竃:かまど)も健在です。
友人達のリクエストに応えてキャンプスペースにはワイングラスが並ぶバーのようなキッチンも増築。
安曇川の近くにはテラスが設置され山と川を独り占めできます。
さて、小石たちは子ども達の工作でどのように変身するでしょうか?
自由な発想で河原から世界へ宇宙へ飛び出すかな?
石をくっつけていくと広がるんだなあ、不思議なワンダーランドが。
琵琶湖に続く葛川の石を工作して、やがて海につながる大いなる自然を感じてください。
#The Miyata’s Place
滋賀県大津市葛川
1956年大阪市生まれ。野洲市在住。(特非)コミュニテイ・アーキテクト近江環人ネットワーク理事長。
写真家の辻村耕司の妻。職業は編集者。一男一女を授かり夫の実家旧中主(ちゅうず)町にて三世代同居。
環境倫理雑誌M・O・Hもう通信編集長を務めた。好きな言葉は「信頼と優愛」。
1957年滋賀県生まれ、日本写真家協会(JPS)会員。
大学から大阪で暮らし1990年にUターン。
1993年から写真撮影を生業とする、滋賀を旅する写真家。