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2025.11.14

【琵琶湖博物館】初めてのカイツブリの人工育雛!

琵琶湖博物館で初めて人工育雛に成功しました!

カイツブリの生態状、複数の固体の同時展示ができるのは期間限定です!

生後2か月の幼鳥3羽を展示中!

  1. 孵化当日のカイツブリ雛(約7g)

カイツブリとは滋賀県を代表する水鳥のことで、県鳥に指定されています。
滋賀県内各地の琵琶湖などで見ることができますがその個体数は少なく、県のレッドデータブックでは希少種にも指定されています。
繁殖期の2月~10月に卵を産んだ後、親鳥が雛鳥を背中に乗せて泳ぐ姿は可愛らしいと有名です。

琵琶湖博物館では今回、東京都井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)より有精卵を3卵分譲いただき、令和7年(2025年)8月10日~11日に無事孵化したため、人工育雛を行いました。
琵琶湖博物館では孵化から完全に人の手によって育てるのは初めてだそうです!

孵化直後は体長約4センチ、体重約7グラムで、バックヤードで飼育を行っていましたが、生後2カ月を過ぎ、体長約26センチ、体重約160~190グラムと成鳥に近い大きさまで育ち巣立ちの時期となったため、10月29日に水族展示室に3羽を移し、ユリカモメなど他の水鳥がいる環境で展示を始めました!

縄張り意識の強いカイツブリは、成鳥になるとペア以外での同居は難しいため、複数個体展示は幼鳥期ならではの期間限定となります。
仲良しカイツブリの様子を是非ご覧ください(^^)

・展示期間:令和8年(2026年)2月末頃まで
     (展示個体や館内の状況によって、展示を休止・一部変更する場合があります。)
・場  所:琵琶湖博物館 水族展示室4 水辺の鳥コーナー
・開館時間:9:30~17:00(最終入館16:00)
・入場料:常設展示観覧料が必要になります。

 * その他休館日などの情報は、当館ホームページでご確認ください。
https://www.biwahaku.jp/

カイツブリが減っている!?

滋賀県の県鳥「カイツブリ」ですが、年々数が減少してきています。
その原因として考える要因はいくつかありますが、私たちの生活と関わる要因もあるのが現状です。

カイツブリが少しでも生活しやすい環境にしていくために
・すみかとなるヨシ帯を守る
・生活環境である琵琶湖をキレイに保つ
など、私たちにできることもたくさんあります。

小さなことから少しづつ取り組み、みんなで環境や生き物を守っていきたいですね。

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