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2019.12.23

琵琶湖の”冬の使者”コハクチョウ

毎年、6万羽以上の渡り鳥が飛来し、全国的に見ても名高い渡り鳥の越冬地となっている琵琶湖。鳥獣保護区や国定公園にも指定され、1992年に施行されたヨシ群落保全条例によって、水鳥にとっても重要なヨシ群落の保全が図られています。天然記念物のオオヒシクイやカモ類など、冬を越すためにやってくる鳥たちの種類はなんと100種類以上!なかでも”冬の使者”と呼ばれ、湖国に冬の到来を告げてくれるのが「コハクチョウ」です。ロシアの北極圏で繁殖し、越冬のため日本に渡ってきます。家族単位で行動するため、羽が灰色がかった幼鳥をつれていることが多いそうです。

 

今季も変わりなくやってきてくれました

今季は10月14日に、長浜市の湖北野鳥センター沖に初飛来しました。コハクチョウがやってくると、今年も琵琶湖に異常がなく無事冬を迎えられるんだなと、ほっとします。コハクチョウは厳冬期には600羽ほどがやってきます。渡り鳥の姿が増えるにつれて、琵琶湖に向けて大きな望遠カメラを構える人たちの姿も増えていきます。3月半ば頃まで見られるそうなので、ぜひ琵琶湖に浮かぶ、美しく愛らしい姿に目を向けてみてくださいね。

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