大津市苗鹿にある湖西浄化センターでは、バラ園が一般公開され、約90種・700株の色とりどりのバラが訪れた人たちを楽しませています。
画像は5月18日の様子。このバラ園は、春と秋に一般公開されますが、秋には花をつけない品種もあるため、春のこの時期が最も鮮やかに彩られるそうです。
大人の手のひらほどの大きさで、濃い赤色の花を咲かせているのは、女優の名前にちなんで名づけられた「イングリッド・バーグマン」。
重なり合う淡い緑色の花びらが特徴的な「わかな」や、鮮やかなピンク色の「ブリリアントピンク・アイスバーグ」など、今回初めてお目見えした種類もあります。
湖西浄化センターでは、琵琶湖の富栄養化を防止するため、原因となるチッソとリンの除去を目的とした高度処理を全国に先駆けて行い、琵琶湖の水質保全をしています。1985(昭和60)年、下水を浄化する過程で発生した汚泥を発酵させた堆肥の効果を確認するために、バラの栽培が始まりました。美しいバラの花から、琵琶湖の水質を守るための資源循環の仕組みを感じることができます。
【滋賀県 湖西浄化センター バラ園】
一般公開期間/~5月28日(日)まで
開園時間/9:00~16:30(最終入場16:00)
場所/大津市苗鹿3丁目1-1(駐車場約40台)