お知らせ
2021.11.08

【しがライターReport】琵琶湖岸に給水スポット!マイボトルを持ち歩くライフスタイルを♪

9月22日に大津湖岸なぎさ公園打出の森に現れた大きな給水スポット。琵琶湖岸を散歩やウォーキング、ランニング、自転車でビワイチをしている途中に、マイボトルに水を補給できる設備です。
ごみを減らし、水道水の水源である琵琶湖を守るために、大津市企業局がSDGsの活動として、マイボトル推進のために設置しました。

 

ペットボトルからマイボトルへ。今、琵琶湖のためにできること

のどが乾いたら、気軽に買えるペットボトルの飲料。便利ですが、毎年大量のペットボトルごみが排出されています。
大津市の年間ペットボトルごみ排出量は約831トン。ペットボトル1本(500ml)に換算すると、約3324万本分がごみとなっています。
ペットボトルは、リサイクルされたとしても、製造から輸送、販売に至るまで大きなエネルギーを消費し、さらにリサイクルにもエネルギーがかかります。

リサイクルされずに、道端に捨てられたペットボトルは、川から琵琶湖にたどり着き、琵琶湖の湖底からも多くのプラスチックごみが発見されているそうです。さらに海までたどり着くと、海洋ごみとなります。年間約800万トンのプラスチックがごみとして海に流れ込んでいます。
分解されないペットボトルはマイクロプラスチックとなり、魚が食べ、魚を食べる人間の体にも蓄積されていきます。

 

給水スポットって?

給水スポットは、誰でも無料で水道水をくむことができる場所です。持続可能な社会の実現のため、マイボトルを持ち歩き、空になったら気軽に水を補給できるように、全国で設置が進められています。

9月になぎさ公園打出の森に設置された給水スポットは、丸い屋根の下に、ボトルに給水がしやすいように設計された冷水機と、手やボトルを洗うときに使う手洗いスタンドがあります。
車いすユーザーや子ども達も使いやすいユニバーサルデザインです。
ペットボトルごみを減らすためだけでなく、夏の熱中症対策や、ビワイチやランニングなどスポーツ中の水の補給などにも役立ちます。

肌寒くなってきた今は、冷水ではなく、10~15℃に設定された水を給水することができます。

 

「つくる」「のむ」「いれる」マイボトルの取り組み

私たちの飲料水となっている琵琶湖。琵琶湖を守り、少しでもプラスチックごみを減らすために、大津市企業局が「マイボトルを持ち歩くライフスタイル」を推進し「つくる」「のむ」「いれる」の3つのフェーズで取り組みを始めました。

大津市企業局の取り組みとして、「つくる」では、使い捨てを減らし、物に思い入れをもってもらうために「世界に一つだけのマイボトル制作」を実施。
幼稚園の卒園制作やイベントなどで、子ども達がマイボトルを手作りして家族にプレゼントするという企画です。
「のむ」では、飲むことを楽しめるようにハーブウォーター講座の実施や、子ども達から大人まで学べる水道水動画を制作して飲料水への理解を促進。
「いれる」では、空になったマイボトルに給水できるスポットを整備し、いつでもマイボトルに補給できる冷水機の設置促進や、カフェなどで飲み物を入れてもらえる仕組みづくりを検討しているそうです。

マイボトルを持ち歩き、空になったら給水スポットで補給する。
そうすれば、ペットボトルの製造からリサイクルにかかる環境負荷を削減し、プラスチックごみを減らし、琵琶湖の環境保全にもつながります。

生活に欠かせない水道水の水源である琵琶湖を守るために、簡単にできることから始めてみませんか?

【大津湖岸なぎさ公園打出の森 給水スポット】
住所:滋賀県大津市打出浜
大津市企業局 公式Instagram
大津市企業局 給水スポットについて

 

レポーター紹介

有限会社ウエスト

子育て応援マガジン「ピースマム」をはじめとするフリーペーパーを手掛けるなど、滋賀県のことを知り尽くす「有限会社ウエスト」さんとコラボレーション!
”しがライターReport”として、週に1度、とっておきの情報を紹介していただきます♪

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