【しがライターReport】琵琶湖にまつわる信楽焼と写真のコラボ展《三井寺観音堂書院》「めぐる水」5/31まで

2022-5-11
海と日本PROJECT  in 滋賀県

天台寺門総本山、三井寺(正式名称・長等山園城寺)の観音堂書院にて、信楽の陶芸家・奥田博土(おくだ ひろむ)さんと大津市在住の映像作家・中島省三さんのコラボレーション展「めぐる水」が開催されています。
趣のある書院の障子は開け放たれ、風と音楽が流れる空間に古琵琶湖層の風化花崗岩を使った陶芸作品や琵琶湖と雲の写真が多数展示されています。

 

陶芸作品・写真・借景のすべてが一体化したアート空間

  1. さまざま変化を見せる琵琶湖と雲の写真
  2. 庭木や空など風景も作品の一部
  3. 作品と作品の間も計算しつくされた空間

【コンセプト】琵琶湖と古琵琶湖が時空を超えてつながり、三井寺観音堂に清浄な泉が湧き出で、庭空間につながりながら雲の写真と反応する。すべての水はめぐり、めぐり…。水の物語を繰り広げる。
長等山を背景にする中庭や遠景の琵琶湖、青く光る琵琶湖と空の写真、水を張った陶芸作品は泉に見たて、庭の池水へのつながりを表しているとのこと。

 

芸術への感じ方は人それぞれ。時間を気にせずゆったり鑑賞を

  1. 陶芸家・奥田博土さん
  2. 30年以上前から親交がある中島さん(写真左)と奥田さん(写真右)
  3. 三井寺観音堂書院

奥田さんは19歳で二十世紀の巨匠と呼ばれた芸術家・岡本太郎氏(故人)と太陽の塔(1970年日本万博博覧会会場)の共同制作を行い、同氏のアートへの思想に強い影響を受けたとのこと。
焼き崩した大壺、灰が窯変して釉薬に生まれる彩。
さらには半磁器土と信楽土を混ぜずに練りつける技法など、その独特な作風にアートへの自由な思想を感じることができます。

中島さんは、自ら操縦する小型飛行機からの琵琶湖空撮のほか、刻々と変貌を遂げる琵琶湖とその先の風景を長きにわたり追いかけて来ました。
琵琶湖にまつわる写真集のほか、映画やビデオなども制作。
2016年には同書院で個展も開催。

滋賀県ゆかりの2人のアーティストによる展覧会は、5月末日まで開催中。
自然と作品を融合させた観音堂書院で、時間を忘れてゆったりと鑑賞してみては。

■三井寺「めぐる水」中島省三・奥田博土展
【2022年5月31日(火)まで】

会場/三井寺(園城寺)観音堂書院
入場料/無料 ※三井寺入山料要
滋賀県大津市園城寺町246
TEL:077-522-2238

 

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