お知らせ
2021.04.15

【どうする?琵琶湖の”厄介者”】水草を低コストで大量消費!

約30年前から琵琶湖で大量に繁殖し続けている水草。
最近は年間150,000トンほど発生していると言われ、滋賀県では毎年6,000~7,000トンを刈り取っています。
水草類は含水率が90%以上あり、水から上げるとすぐに腐敗して悪臭を放ちます。
これを滋賀県が1カ所に集めて、3年かけて自然発酵させて堆肥化しています。

 

厄介者から栄養満点の堆肥に変身!

水草を堆肥にして農業利用する際に問題になるのは、やはりコストです。
そこでこの問題に長年取り組んできたのが、大津市の「WEF技術開発株式会社」。
滋賀県からの開発支援を受け、大量に繁茂する水草を低コストで短期間に熟成させ、肥料効果が大きい堆肥にする技術を開発されました!
空気中の酸素から活性酸素を生成し水草の細胞膜を瞬時に分解する技術で、微生物が食べやすい状態になり、短期間での発酵処理が可能になるそうです。
水草が持つ栄養源をそのまま利用することで、ミネラル分が豊富な堆肥になります。
今後、滋賀県内の有機栽培農家、品質を重視した総菜店展開企業とともに、びわ湖ブランド有機野菜の展開を目指すそうです。
水草堆肥を使った新しいブランド野菜がお店に並ぶ日も近いかもしれませんね!

 

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