梅雨が明ければ本格的なレジャーシーズン!この時期心配なのが、水の事故です。
他県での海水浴はもちろん、穏やかな琵琶湖でも、油断をすれば大変な事態になりかねません。
6月9日、大津市今堅田の造船所に、県警の水上警察隊をはじめとする警察官約30人が集まり、琵琶湖での船の事故に備えた救助訓練に臨みました。
今年4月に北海道・知床沖で起きた観光船の沈没事故を受け、船に見立てた手漕ぎのボートが波などの影響を受けて沈没した…という想定で行われました。
機動隊の潜水班が、水中での乗船者の捜索や救助活動にもあたります。
また、落水した時には体温の低下が命を脅かすということから、造船所の職員が、水につかることなく救助を待つことのできる救命いかだの使い方を警察官などに実演で指導しました。
さらに6月11日には彦根市内で、彦根警察署の警察官と、彦根地方水上安全協会の会員など約10人が、水難事故を防ぐための啓発活動を行いました。
彦根港を出発する観光船の乗客や、釣り客などに、琵琶湖のレジャーを安全に楽しむための注意点が書かれたチラシや、啓発グッズを配っていきます。
船の事故を防ぐには、ライフジャケットを必ず着用すること、乗船定員を守ること、強風・悪天候の場合は出航を中止し無理をしないことなどが大切です。
安全に十分気を付けて、海や琵琶湖での楽しい思い出を作ってくださいね。