琵琶湖を拠点に活動する同志社大学4年の齋藤雄悟さんがウインドサーフィンの世界大会で優勝し、世界チャンピオンになりました。
齋藤さんは、7月20日から27日にハンガリーのバラトン湖で開催されたT(テクノ)293ウインドサーフィン ワールドチャンピオンシップ2024に日本代表として出場。各国代表40人で5日間、15レースのタイムを競う大会で優勝しました。
齋藤さんの所属する同志社大学ボードセイリング部は立命館大学ウインドサーフィン同好会と共に、ウインドサーフィンショップ「かんとりーはーばー」(近江八幡市)を拠点に活動。オリンピック出場を目指す松浦花咲実さんやプロとして活動する吉田朔大さんと共に練習しています。
齋藤さんは、6歳の頃からウインドサーファーの父親に連れられ、毎週琵琶湖に来ていました。「当初は友達と遊びたい気持ちが強く、ウインドサーフィンにはあまり乗り気ではなかった」と振り返る齋藤さんですが、上達し、湖上でスピードを出して滑走できるようになった小学6年生の頃には「ウインドサーフィンにどっぷり浸かっていた」そうです。
当時から琵琶湖では、同志社、立命館、京都大学の学生もウインドサーフィンの練習していました。齋藤さんは当時を振り返り、「幼いながらも練習に混ぜてもらい、かわいがってもらった記憶があります。おかげで人見知りだった性格が自然と陽気な性格に変わったと思います」と笑顔を見せます。
世界大会の会場となったバラトン湖はハンガリーの西部に位置する湖です。齋藤さんは「出場選手のほとんどが海で練習していますが、日頃から琵琶湖で練習していたことがアドバンテージになったのかもしれません」と話します。
「今までずっと琵琶湖に通い続け、真夏の暑い日も、湖面が数メートル下がった日も、比叡に雪が積もっている日も練習し、自身の成長期もずっと琵琶湖が一緒にありました。第二の故郷のようで、琵琶湖が成長を見守ってくれたように思います」と話す齋藤さん。
「これからも琵琶湖が誰かの拠り所になるように、琵琶湖を守るために何か貢献できれば」と琵琶湖への思いをより一層強くしたようです。
ウインドサーフィンショップ
かんとりーはーばー
近江八幡市佐波江町472-1
https://www.country-h.co.jp/
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