海や琵琶湖の美しさは、上流の美しさあってこそ。
滋賀は豊かな自然に囲まれ、その山から流れる水が作り出す滝は、神秘的な美しさ。
ちょっと足を延ばして、マイナスイオンたっぷりの滝を見におでかけしてみませんか?
滋賀を代表する名瀑はたくさんありますが、今回はそのなかから3つの滝をご紹介します。
まずはトップ画像の、高島市にある「八ツ渕の滝」。
エメラルドグリーンの澄んだ水がなんとも言えない美しさですよね!
ツツジやシャクナゲなどの樹木が生い茂る周辺の景観の素晴らしさも相まって、『日本の滝百選』にも選ばれています。
その名の通り、8つの淵(魚止めの淵・障子ヶ淵・唐戸の淵・大摺鉢・小摺鉢・屏風ケ淵・貴船ケ淵・七遍返し淵)があります。
ただ、魚止の淵方面(魚止、障子、唐戸)のコースと、大摺鉢より上流(小摺、屏風、貴船、七遍返し)のコースは、岩場が崩落し大変危険です。
登山初心者の方は、大摺鉢以外のコースは登らないようにしてくださいね。
ガリバー青少年旅行村から登山道を500mほど上がった所に滝の登り口があり、ここから大摺鉢までは約1kmほどです。
遊歩道が整備されているので、滝までのハイキングもおすすめですよ!
甲賀市信楽町の南部、神山地区の山中にある滝です。
鶏鳴の滝以外にも大小さまざまな滝が8つあり、総称して「鶏鳴八滝」とよばれています。
滝の東方にそびえる笹ヶ岳の山頂に古い寺跡があり、元旦の朝になると、この寺跡の閼伽池から黄金の鶏が現れ新年の幸を告げる…という伝説にちなんで名付けられたそうです。
駐車場もありますが、途中道が狭くなっているので、十分にお気をつけくださいね。
大津市北小松にあり、県下一の落差を誇ります。
雄滝・薬研滝・雌滝の3段に分れ、その落差は合計76m!
楊梅とは、高さ15m程の高木ヤマモモのことで、将軍・足利義輝が部下のクーデターで近江の国に逃れ、比良・北小松で遊んだときに命名したと伝えられています。
湖上船やJR湖西線の車内など、かなり遠くからでも眺めることができ、その景観がまるで白布を垂れかけたように見えることから「布引きの滝」という別名もあります。
写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー