滋賀県では小学5年生を対象に、学習船「うみのこ」に宿泊し環境体験学習を行う「びわ湖フローティングスクール」を毎年実施しています。
今年度は新型コロナの影響で、4月から予定していた航海が全て延期になっていましたが、9月1日(火)、彦根港で5か月遅れの出航式が行われました。
この日は、愛知川東小学校と甲良東小学校の子どもたち約120人が乗船。
1泊2日の行程は日帰りとなり、4時間ほどの航海に短縮したことで、今年度も県内すべての小学5年生が乗船する予定です。
びわ湖の水質調査などの環境学習は行われますが、従来の寄港先での活動や綱引き大会といった交流イベントは行わなわれません。
それでも子どもたちからは「楽しみで寝られなかった。今年は泊まれないけれど船に乗れるだけで嬉しい」といった声が聞かれました。
今年度の航海については、感染症対策として、窓を開けられるよう付け替え換気に配慮したほか、食事の時間を分けるなど密集を防ぐ対策がとられます。
これから来年2月までに100回以上の航海を行い、約1万4000人の子どもたちが乗船する予定です。