四季を通じて美しい野洲の姿が株式会社平和堂アル・プラザ野洲のセントラルコートに飾られています。
私たちのふるさと野洲は“ほどほど田舎ほどほど都会”。自然が身近な暮らしやすい土地です。
近江富士とうたわれる三上山と平野部から見晴るかす比良山系の美しい風景が印象的な『麗しのふるさと』です。
交通の便に恵まれ、田畑と山を抱き琵琶湖に面した立地で、豊かな自然に心を癒し四季の移り変わりに目を奪われます。
雪の比良山系から兵主大社の習わしを司る風景、悠紀(ゆき)斎田のある三上地区、三上山の四季と御上神社の類稀なる神事、清らかな野洲川と春を寿ぐ桜。
頭上に広がる写真のパノラマ、ふるさと野洲の美しい風景をお楽しみください。
兵主大社は旧中主町のほぼ中央にあり、2018年には建立1,300年を迎えた歴史ある神社です。
祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、別名八千矛神(やちほこのかみ)です。奈良時代初めの創建という、県下でも有数の古社です。
足利尊氏の寄進と伝えられる朱塗りの楼門が荘厳。
兵主大社の神様は比叡山のふもとから亀に乗って琵琶湖から内湖へ渡り_野洲市野田から、鹿の背に揺られ五条の兵主大社に鎮座されました。
12月初め宮司がご神体を拝し湖中に入り琵琶湖の水で再生を祈り清めます。無形登録文化財に登録された冬の神事です。
5月5日兵主祭りが行われます。氏子18郷の神輿や太鼓が兵主大社の参道に並びます。
威勢の良い掛け声と共に“うの鳥”を掲げて到着を知らせる活力ある神輿です。
近江富士花緑公園は三上山(近江富士)の麓に広がる花と緑に囲まれた森林公園でキャンプも楽しめる市民の憩いの場です。
春は桜の名所です、ソメイヨシノやシダレザクラ、早咲きの_桜から遅咲きの桜まで楽しめます。
秋になると収穫された稲わらをロール状にした光景がみられます。近江牛などの飼料になります。たわわに実った稲穂が刈られる田では香ばしい秋の香りが漂います。
三上山から見る日の出は美しく心が洗われる思いがします。正月にはご来光を見るために多くの人が登山されます。
昭和3(1928)年の昭和天皇即位式に続いて行われた大嘗祭に供える米を作る悠紀斎田にこの地が選ばれました。それを記念して毎年5月にお田植え祭が行われます。
春の菜の花と比良、暖かな風が吹くと春、田んぼは黄色く染まります。菜の花は食用油になり茎は春の祭に役立ちます。
自然の恵みを余すところなくいただいた先人の知恵を四季の彩りから学びます。
信仰の想いは比良から兵主につながっていたのかもしれません。雪を抱く比良山系は神秘的です。
三上のずいき祭では里芋の茎で作った「ずいき御輿」を奉納します。
永い歴史と伝統を持つ祭りです。国の「重要無形民俗文化財」に指定され、祭は毎年10月に行われます。
古くは「若宮殿相撲御神事(わかみやどのすもうごしんじ)」と呼ばれ、相撲神事を主体としたお祭りです。
「ずいき御輿」の正面には土俵をつくり角力猿(すもうざる)の人形が飾られます。
芝原式はずいき祭の夜、総公文(くもん)、宮司、公文、頭人、定使(じょうし)が楼門前に着座し、かがり火と提灯の明かりで猿田彦の「王の舞」や大相撲小相撲が無言で厳粛に行われます。
中世の宮座行事の姿を伝える神との饗宴の古式を今に受け継いでいます。
野洲川は滋賀県を流れる最長の一級河川です。野洲川の豊かな水で私たちの営みが生まれます。
三上山の自然が水を育んでくれます。山から川へ自然を守る大切さを知らせてくれます。
さくら緑地から見た三上山。さくら緑地は野洲市南櫻の大山川沿いに整備され平成18(1996)年3月竣工したさくらの名所です。
麗しのふるさと野洲は三上山に抱かれた四季折々の里の風景、いつまでも心に残る三上山“近江富士”を忘れないでください。
麗しのふるさと野洲は株式会社平和堂アル・プラザ野洲セントラルコートにてご覧いただけます。
1956年大阪市生まれ。野洲市在住。(特非)コミュニテイ・アーキテクト近江環人ネットワーク理事長。写真家の辻村耕司の妻。職業は編集者。一男一女を授かり夫の実家旧中主(ちゅうず)町にて三世代同居。環境倫理雑誌M・O・Hもう通信編集長を務めた。好きな言葉は「信頼と優愛」。
1957年滋賀県生まれ。野洲市在住(公益財団法人)日本写真家協会(JPS)会員。
1990年に滋賀にUターン後『湖国再発見』をテーマに琵琶湖周辺の風景や祭礼などを撮影。