2023年、今年は「卯年」。各地でウサギにゆかりのある神社などが賑わっていますが、魚にも、名前に“ウサギ”が付くものがいるんです。
草津市にある琵琶湖博物館では今月5日から、「ウサギギギ」の標本がお目見えしています。
「ウサギギギ」はナマズの仲間で、韓国内に生息する淡水魚です。韓国の天然記念物に指定されています。
体長は約10cmで、その丸い体がウサギに似ているということから、この名前が付けられたと言われています。
琵琶湖博物館では今回、国立科学博物館から2匹の標本を借りて、日本で初めてとなる展示に挑戦しました。
今年の干支を機に、魚の保全・保護にも目を向けてほしいとのことです。
さらにウサギギギの隣では、日本国内の近縁種で、こちらも天然記念物に指定されている「ネコギギ」の稚魚が水槽で元気に泳ぐ姿を見ることができます。
ウサギギギとネコギギ、新年の始まりに、珍しい魚を詣でてみませんか?展示は2月26日までです。