映画やドラマのロケ地として有名な近江八幡市の八幡堀。市街地と琵琶湖とを結ぶために作られた、全長約6キロメートルにもなる人工の水路です。安土・桃山時代に豊臣秀次の八幡山城居城のもと、近江商人の発祥と発展、また町の繁栄に八幡堀は大きな役割を果たしました。現在は観光名所として整備され、風情あふれる町並みが楽しめる人気の観光スポットとなっています。
そんな八幡堀で、今週末7日(土)・8日(日)、今年で20回目を迎える【八幡堀まつり】が開催されます。LEDやローソクの灯り(約3千個)で、八幡掘の各所が情緒豊かに照らし出されます。各施設の夜間特別開館や、非公開の邸宅公開、魅力ある企画展やコンサート、そしてスタンプラリーなどが実施され、町歩きを楽しめるイベントになっています。
こんなに美しい八幡掘ですが、生活形態が変わりだした昭和40年頃は、ヘドロやゴミが堆積していました。自治会や各種団体による清掃活動が続けられた結果、この趣のある風景が取り戻されたのです。琵琶湖、そしてゆくゆくは海へとつながる水を運ぶ八幡堀。このイベントを通して、美しい水辺景観を守りたいという思いが多くの人の心に灯りますように。
【近江八幡観光物産協会HP】https://www.omi8.com/