レポート
2025.10.21

「海と琵琶湖のさかなレシピチャレンジワークショップ」1日目・2日目

「海と琵琶湖のさかなレシピチャレンジワークショップ」の1日目と2日目を実施しました!

このワークショップは、琵琶湖や海への関心を高め未来の海や琵琶湖について考えるワークショップで、今回のテーマは「魚食離れ」
日本人の魚介類消費量はこの20年で約42%減少し、魚離れが進んでいます。特に若者にとっては、魚を食べる機会や自分で調理する機会も少なくなってきています。
そんな現状を少しでも解決するため、学生たちは、5日間の行程で海や琵琶湖の魚についてや、その魚の美味しい時期、調理方法を学び、さかなを使ったレシピ開発を行います。
作成したレシピはレシピカードとして県内のスーパーなどで広く頒布予定!
学生のアイデアやユーモアたっぷりなレシピで魚離れを改善することができるか!?

1日目~漁体験~

1日目は琵琶湖で漁師をしている駒井健也さんと一緒に漁体験!
実際に船に乗せていただき、エリ漁やさしあみ漁、竹筒漁などを体験しました。

大きなビワマスが網にかかっているのをみて学生はびっくり!
網から魚を外す体験をした学生からは、「1匹の魚でも外すのがとても大変だったので、これを何匹もしている漁師さんの苦労やすごさが良く分かりました」と売っているお魚を見ただけでは感じることのできない漁師さんの苦労を実感していました。

漁の仕組みを学ぶだけでなく、魚の生態についてや、最近の琵琶湖の漁獲量の変化についても教えていただくことができた漁体験。
とても良い学びとなりました。

~魚の旬を知ろう!~

漁体験を終えてからは魚の旬について学習!
魚によってなんとなくの旬の時期のイメージがありますが、実際調べたことがある人は少ないのではないでしょうか。
学生たちも自分自身の経験や知恵を集めて魚の旬を分別してみました!
その後、正解を見ると、、、思っていた時期と全然違う魚も!
魚のレシピを作成する上で、旬の時期を知るということも大切だと学びました。

また、これからレシピを開発する上で、なぜ近年魚食離れが進んでいるのかを考えました。
・お肉料理よりもヘルシーなイメージがあり満足感が足りない
・作るのに下処理など手間がかかる
・そもそも魚料理のレシピをあまり知らない
などの意見があがり、魚料理が好きな学生たちでも、生魚を買って1から自分で作るには少しハードル高く感じると魚食離れを実感する場面もありました。

2日目~衛生管理について~

2日目!
まず初めにレシピ開発や料理を行う上で基本となる衛生管理について教えていただきました。

どのような食材にどのような食中毒の危険性があるのか、
その対策としてどのような調理方法があり、どのような手順を踏むことで防ぐことができるのかなど
調理前や調理中、調理後に注意する点に分けて教えていただきました。

改めて確認することで、普段から当たり前に行っている物もありましたが、
当たり前に行う工程だからこそ、丁寧に行うことができていなかったことに気付くことができたり、
これまで注意していなかったが、実は危険だった行為に気付くことができ、
これから行うレシピ開発だけでなく、これからの生活にも活かすことができる良い学びとなりました。

~調理方法を学ぼう!~

後半はラオス料理人の小松聖児さんに魚の情報や調理方法について教えていただきました。

普段、私たちがスーパーで目にする水産物は、様々な過程を経て私たち消費者の手に届いているということ
記載されている魚の産地や加工方法、流通経路を見ることで、その水産物について詳しく理解することが出来ること、魚によって天然が得意、養殖が得意など偏りがあることなどを知り、学生たちはとても興味深く話を聞いていました。

これからスーパーで水産品を購入する際に注意深く見ることで、同じ種類の魚でもどのお魚を購入するか、検討することができそうです!!

~いざ!調理体験~

いざ!調理体験!
1回目のワークショップで魚料理に対して、抱いたマイナスなイメージもありましたが、小松さんに教えていただきながら一生懸命料理を行いました。
魚の三枚おろし体験では、手間がかかると思っていましたが、初めての学生でも簡単にが手で行うことが出来びっくり!手間がかかると思っていたのがウソのようにスムーズに行うことが出来、3枚におろしたお魚で2品の異なる種類のお料理を作ることが出来ました。

また、購入したお魚をお刺身を食べる場合の塩締めについても教えていただきました。
お魚には余分な水分が含まれていることが多いので、塩締めを行うことで水分が抜けること。
巣の結果、お魚の旨味が強くなるということを知り、少し工夫でこんなにも美味しくいただくことが出来るのかと学生は驚いていました。

約1時間30分という短い時間の調理体験でしたが、3品の料理を作成することが出来ました。
魚を購入して1から魚料理をすることに少し抵抗があった学生からも「思っていたより簡単に作ることが出来ることに驚いた。レシピを作る上で誰でも作りやすいレシピを意識したいと思います」と今日の感想に加えて意気込みも話してくれました。

次回からはいよいよレシピのアイデアを考えます。
魚の特徴や簡単に作る方法、より美味しくするひと手間など、教えていただいたことを活かして魚レシピの作成に!!
どんなレシピができあがるのか!?

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