海と日本プロジェクトin滋賀県推進リーダーの小西あゆ香です。9月17日に、愛荘町にある「コクヨ工業滋賀」で「海のお仕事図鑑」が開催されました。
「海のお仕事図鑑」は、仕事体験を通じて子ども達に地元の海への恩恵や課題を学んでもらい、海への理解を深めてもらうために全国で行われています。今回参加してくれたのは、小学4年生と5年生の子ども達10人です。
まずは、入社式。コクヨ工業滋賀の田井中さんからご挨拶をして頂きました。この工場では、みんながよく知っている「キャンパスノート」を作っていて、ナント年間1億冊以上を製造する国内最大級のノート工場なんだそうです。そして、生き物が卵を産んだり、びわ湖の水質をきれいに保ってくれる植物ヨシを使ったオリジナル製品 ReEDEN(リエデン)を作っています。今回、子ども達にはオリジナルノートを作ってもらう事で、環境啓発につながる製品開発への想いを学んでもらいます。
続いて、お仕事を知るために工場を見学。広い工場内にはたくさんの機械があり、つぎつぎと色々な種類のノートが作られていました。はじめて目にする光景に子ども達は興味深々です。途中クイズなどをまじえながら、ものづくりへのこだわりや工場での環境を守る工夫などを分かりやすく教えて頂きました。
見学の後は、開発を担当されている 岡田さんと田中さんから、ヨシの役割や、ReEDENの由来、製品開発の様子について教えて頂きました。ヨシを使った製品を通して「環境を守る意識」を広めたいという想いで開発をされているそうです。
そして、いよいよオリジナルノート作りです。子ども達1人ひとりが使う場面を想像しながらノートのテーマを決め、マスキングテープやシール、びわ湖がスラスラかける「びわこテンプレート」などを使って作りました。最初は、悩んでなかなか進みませんでしたが、一旦軌道にのるとみんな集中して作りだし、最後は時間が足りないほどでした。
完成したものは、それぞれの個性が現れていて、まさに十人十色。見ているだけでも楽しい世界に一つだけのノートが完成しました。
子ども達から感想を聞きました。「普段できない事ができて良かった」や「ヨシの役割とReEDENの由来を知る事ができた」「工場でも環境を守る工夫をしていてすごいと思った」など、子ども達にとって貴重な体験になったようです。ご協力頂いた「コクヨ工業滋賀」さんありがとうございました。