海と日本プロジェクトin滋賀県 推進リーダーの藤田有紀です。【水の守り人マップを作ろう!②】3日目と4日目は大阪で1泊2日!これまで水源の森、琵琶湖、淀川へと“水の道”をたどってきましたが、最終日の4日目はいよいよ海、大阪湾が舞台です。
海を身近に感じてもらうため、この日の午前はいかだ作りに挑戦!いかだの作り方を学ぶ前に、大阪府立青少年海洋センターの今村さんに海の安全対策について教えていただきました。大事なのは、「自分の安全は 自分で守る」ということ。海での思い出を楽しいものにするためには、しっかりと安全対策をすることが重要です。「海には危険もあるんだ」ということを学んだ子どもたちは、その後のいかだの作り方にの説明の際も、一言一句聞き逃すまいと真剣に耳を傾けていました。
いかだは大きなタイヤと板を組み合わせひもで結ぶ、シンプルな構造です。みんなで協力して、たくさんのひもをしっかりと結んでいきます。
手作りのいかだが完成したら、海にしゅっぱーつ!!今村さんに教わった通りにオールを動かして進んでいきます。いかだの操縦に慣れてきたら、ボールを使った遊びを体験しました。安全に気をつけて遊べば、海はとっても楽しい場所。自分たちの手で作ったいかだで、お友達と協力したり、競ったり、忘れられない思い出になったのではないでしょうか。
午後はいよいよ、これまで学んできたことを壁新聞にまとめます!琵琶湖博物館 統括学芸員の大塚さんが、4日間の体験学習でのポイントとヒントを子どもたちにお話ししてくださいました。これまでどんなことを体験して、学んで、感じてきたのでしょうか。一つひとつ思い出しながら、それぞれ大事だと思うことを新聞にまとめていきます。
完成した壁新聞は、写真が貼ってあったり、イラストつきだったり、クイズ形式にしてみたり、どの班も工夫を凝らした見ごたえのあるものばかり。このイベントに参加していない人にも、水や琵琶湖、そして海の大切さがきっと伝わりますね。
水源の森から琵琶湖、淀川、海へと“水の道”をたどってきて、子どもたちはどんな思いをもってくれたのでしょうか。「琵琶湖は自分たちだけのものではないんだな」「水を大切にしなければいけないな」「海って楽しいな」「淀川にもこんなに生き物がいるんだな」「私たちの生活と海はつながっているんだな」・・・。感じ方に正解はありません。どんなことでもいい、何かひとつでも、子どもたちの胸にずっと残るものができたなら嬉しいです。子ども記者のみなさん、おつかれさまでした!