海と日本プロジェクトin滋賀県推進リーダーの小西あゆ香です。9月24日(日)、海と日本プロジェクトin滋賀県「水の守り人マップを作ろう!」の記念すべき【1日目】が開催されました!
滋賀県事務局では、水を守る人たちの事を「水の守り人(もりびと)」さんと呼んでいます。このイベントでは、【合計4日間】にわたってたくさんの守り人さんを訪ね、お話を聞いたり、体験をさせてもらいながら、どんな風に水を守っているのか、子ども記者のみんなに取材してもらいます。
最初に訪れたのは、京都府と福井県の県境にある高島市朽木。ここでは自分たちの足で山に登り、琵琶湖の源流である「水の生まれるところ」を見に行きました!私も一緒に山に入ったのですが、普段の運動不足がたたり、ヒーヒーハーハー・・・子ども達についていくのが精いっぱいでした。
途中、栃の実が落ちる音を聞いたり、ホオノキの実を拾ったり、栃の木の巨木をみんなで手をつないで囲んでみたりしました。普段なかなかできない貴重な体験ができ、頑張って登ったかいがありました!
山登りで思いっきり体を動かした後は、お待ちかねのお昼ご飯。野生の鹿肉を使った「ジビエカレー」と「トチモチ」を頂きました。栃の実は昔お米が貴重だったころ、大切な食糧でした。森はまさに「人々の生活の場所」だったんですね。
お昼からは高島市新旭町針江地域で、今も人々の生活の中で使われている「川端(かばた)」という湧き水を見せて頂きました。川端は「川のはたの台所」として、飲む、冷やす、洗う水として利用されています。軟水なので、お茶やコーヒーも美味しく、水温は年間を通して13℃と安定しています。実際にいくつかの川端の水を飲ませて頂いたのですが、水道の水よりも口当たりが柔らかく、各川端で味も違うように感じました。子どもたちも美味しさを実感したようで、ゴクゴク飲んでいました!
各家の川端は水路でつながっています。一軒が汚れた水を流すと、下流の人みんなが困ります。地域では、上流の人が下流の人を常に「思いやりながら」水を綺麗に使っておられました。
水源の森から湧き出た水は、やがて川になり、琵琶湖に流れ込みます。そして琵琶湖の水は、瀬田川・宇治川・淀川を通じて太平洋へと流れだします。1滴の水は、海のふるさと。ずっとつながっています。
琵琶湖の周りに住む私達1人ひとりが、下流にひろがる【海】に思いを馳せ、水を綺麗に使う事を心がけることで、琵琶湖のみならず海を綺麗にすることにつながっているんだと改めて実感する事ができました。
「水の守り人マップ【1日目】」の様子は、10月2日(月)18時15分~18時55分放送「キラりん滋賀」内、海プロのコーナーで放送予定です!是非ご覧ください☆彡