レポート
2018.07.17

海のピンチは街が救う!【渋谷スペシャルゴミ拾い】

7月14日(土)午前8時 渋谷を歩く白いTシャツの集団。

手には水色のトングと、ゴミ袋。

植木の中をかき分け、奥底に捨てられたゴミを拾い集めていきます。

 

渋谷に現れた白シャツ集団の正体は…

こちらは先日、「海の日」を前に実施された「海のピンチは街が救う!渋谷スペシャルゴミ拾い」。日本財団、NPO法人海さくらなどが共催したゴミ拾いイベントです。

 

人ごとじゃない!海のゴミは8割が街から

海のゴミの8割は街から来ているってご存知ですか?街でポイ捨てされたゴミなどが、排水溝をつたい川から海へ出ていくのです。そして劣化し粉々になったゴミは「マイクロプラスチック」となって海を漂い、生き物が食べるなどして、生態系へも悪影響を及ぼすほど今深刻な問題となっています。

 

見えないところにも…

「そんな危機的状況にある海を救うため、街から行動を起こそう!」という想いが込められたのが、このプロジェクト。14日は「海と日本プロジェクト」関係者をはじめ、渋谷地域の多くの方々が参加し渋谷、原宿周辺のゴミを拾いました。

植え込みに隠れたペットボトルやレジ袋。公園の地面に踏みつけられた無数の吸い殻など・・・。一見綺麗に見える街の中にも、ゴミってたくさんあるんです。

 

ひとり一人の行動が海を救う

そして回収されたゴミは、「海の叫び魚」というオブジェに変わります!7月22日まで神宮通り公園に展示されますので、湘南(海)で拾われたゴミと渋谷(街)で拾われたゴミが比較できますよ。

広い広い海にとっては、小さな小さな行動かもしれませんが、塵も積もれば山となる!小さなゴミ拾いも積み重ねていけば、やがて、海の大きな助けとなるかもしれません。

 

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