レポート
2019.06.10

釣り人から琵琶湖への恩返し【淡海を守る釣り人の会】

先月26日、「淡海を守る釣り人の会」の皆さんが中心となり、守山市の第2なぎさ公園でごみ拾いが行われました。「淡海を守る釣り人の会」発足のきっかけは、琵琶湖を訪れる釣り人が地域の方に迷惑をかけている現実を踏まえて、なにか自分たちにできることはないか・・・という思いから、たった2家族の釣り人が琵琶湖岸のごみを拾い始めたこと。「水辺のごみを減らすとともに、清掃活動を発信することでごみを捨てる人を減らし、拾う人を増やす」ことなどを目的に2か月に1回程実施されている清掃活動では、回を重ねるごとに参加者や協力団体が増えているそうです。まさに琵琶湖や川、そして海を守るためのアクションの輪を広げる、素晴らしい活動ですよね。

 

2時間で大量のごみ

この日は滋賀県・守山市・セブンイレブンジャパンの職員の方など64人が参加し、2時間ほどかけてごみ拾いが行われました。集まったごみは、可燃ごみが70袋(45L)、不燃ごみ(ビン・カン)5袋、スプレー缶6袋、粗大ごみ20袋、ペットボトル570本、カップ型飲料容器120個、レジ袋180枚。驚くほどの量です。
ペットボトルとレジ袋が多く、砂浜だったため拾いきれなかったプラスチックの小さな破片もたくさんあったそうです。これこそがマイクロプラスチックごみの元。かさばらず目につかないので見落とされがちですが、これが琵琶湖や海洋に流れ出すと、生態系などに大きな影響を与えることになります。
琵琶湖で拾い集められたごみは、琵琶湖上に捨てられたものではなく、街中から流れ出たごみです。そのごみを出しているのは私たち人間です。今回拾ってくださった大量のごみを見ると、ごみを出さない工夫をすることの大切さを改めて感じさせられますね。

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