食卓から未来のうみを守り隊!【3日目】~オンライン学習

2021-8-17
海と日本PROJECT  in 滋賀県

食卓から未来のうみを守り隊のサポートリーダーの河野宏彰です。
8月11日に「食卓から未来のうみを守り隊!」の3日目が開催されました。
「食卓から未来のうみを守り隊」とは、海なし県の滋賀県の人々が、海を身近に感じ、海の恩恵を受けていると最も実感できる「食卓」から思いをはせて、海や琵琶湖、森の抱える問題を3日間の体験を通して、自分たちに出来ることを考え、元気な海を未来に残そうというプロジェクトです。
3日目最終日は、オンラインでの開催です。

 

シラスレポートの発表!

前回、2日目のプログラムでは、「大阪湾のシラス漁」について学びました。
その大阪湾でとれたシラスを各ご家庭で食べてもらい、「どのようにして食べたか」「食べてみた感想、気づいたこと」など発表してもらいました。
守り隊のみんなは「シラス丼」「シラスおにぎり」「シラスと豆腐のサラダ」など色んな食べ方を紹介し、シラスの味については「一つ一つが大きい」「ふわふわしていた」と大好評。
また、2日目に漁師さんと直接お話できたことで、「漁師さんの苦労を考えるとさらにおいしく感じました」「漁業の人たちに感謝をし、自分たちも魚の育つ環境を守ることができるように、できることをやっていきたいです」といった意見もありました。

 

コープしがのお話

続いてコープしがの岡野さんから、誰かの笑顔につながるお買い物=エシカル消費(エシカルなお買い物)について教えていただき、また「食卓から海を守る」というテーマに合わせて、海のエシカルについても考えました。 
世界の水産資源の状況をお聞きし、このままでは未来の子どもたちが魚を食べられなくなってしまうかもしれないということで、水産資源を守るための取組みを学びました。
また、私たちにできることということで、MSC認証マークをはじめとした、持続可能で適切に管理された水産物につけられる認証マークについて教えていただきました。
岡野さんからは最後に、「この3日間で見たり聞いたりしたことを、お友達やお家の人に伝えてください。1人では難しいことも、みんなで力を合わせると大きな力になります。エシカルなお買い物も、実践してくれる人が増えれば増えるほど、未来が変わっていくと思います。是非、仲間に伝えて、みんなで取り組んでいってほしいと思います」とメッセージをいただきました。
エシカル消費の大切さを守り隊のみんなは学び、前半の講義を終了しました。

 

お家でマークをさがそう!

岡野さんの講義の後、休憩を挟んで、家の中にあるエコマークやプラマーク、森林を守ることにつながるマーク、岡野さんに教えてもらったMSC認証マークなど、エシカルなお買い物につながる様々なマークを探してもらいました。
カメラの前で、「どんなマーク」が「どんなもの」についていたか、子どもたちに発表してもらいました。

 

3日間の振り返り

滋賀グリーンネットワーク事務局長の小川さんからは、3日間の体験を通して学んだことを、SDGsのゴールに重ね合わせながら、振り返ってお話しいただきました。
ゴール14にもある「海の豊かさを守る」ために、他のどんなゴール達成が必要か、また、「海の豊かさを守る」ことが他のどんなゴールの達成につながるのかを考えました。
私たちの身近な問題が、世界の中でどのような状況にあるのか考える必要があることが分かりました。

最後に、「私たちに何ができるのか」を守り隊のみんなに問いかけたところ、下記のような発表がありました。
・食べ残しを減らしたり、ゴミをリサイクルする。
・一人ひとりがごみを出さないようにして、ごみが落ちていたら一つでも拾うようにして、地球全体のごみを減らして海を守っていきたいと思います。
・自分たち一人ひとりが「環境を守っていく」という意識を持たないといけないと思います。

守り隊のみんなからの発表を受けて、小川さんは、「意識のないものは、行動にうつらない。まずは、きづきがあって、意識をしっかりもって、それが行動にうつる。そして、環境への行動は、身近なところからはじめないと、なかなか成り立たない。『自分として何ができるか』を考えることが大切」だと教えてくださいました。
そして、「ゆでガエル」のお話を例に出し、「人々が気付かないうちに刻一刻と深刻化している問題がある。まずは、気づくこと、そして意識をもって行動すること。これが海を守ることにつながる」と締めくくられました。

守り隊からのメッセージ「~未来のうみを守るために私たちができること~」というテーマで、3日間学んだことを、1人1枚ずつポスターを制作してもらいます。
このポスターは、9月17日~10月3日の間、コープしがの4店舗で掲示される予定です。

 

守り隊のみんなに伝えたかったこと

海のない滋賀県に住む私たちにとって、「海」は少し遠い存在かもしれませんが、「食卓」という身近なところで海の恩恵を受けていることや、森、琵琶湖、海はつながっていて、私たちの生活も、海に影響を与えていることを知ってもらいたいと思って企画しました。
今回「エシカルなお買い物」について学んだことで、自分たちにできることを考えて実践してもらえたらと思っています。
参加者は、このイベントではじめて集合したメンバーでしたが、活動を通して仲良くなってくれました。
最後に全員から感想を聞いたのですが、みんながとても理解してくれていて、自分の言葉で発表してくれたのが嬉しく、とても頼もしく感じました。

この日の様子は、8月31日(火)夕方5時55分~の5分間、びわ湖放送でご紹介します。

1日目の活動の様子はこちら
2日目の活動の様子はこちら

 

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