11月14日(土)、東近江市の能登川コミュニティセンターで「日本さばけるプロジェクト さばける塾in滋賀」が開催され、6組の親子が魚のさばき方を学びました。
この塾は、ただの「料理教室」ではありません!
魚をさばくという体験を通して、美味しい魚が育つために必要な「豊かな海」を守ることの大切さを考えたり、命に触れることで、海のめぐみに感謝をする機会を創出したいという思いで開催しています。
魚をさばく前に、2つのお話をお聞きしました。
最初は、大阪ガスの北村さんから和食にかかせない「だし」のお話。
実際にカツオだしと昆布だしを飲み比べてみました。
カツオも昆布も海の恵み!日本の食文化と海の深い関わりを感じました。
続いては、琵琶湖と、琵琶湖の漁業について、滋賀県水産課の竹上さんにお聞きしました。
琵琶湖でとれる魚や貝が昔に比べて減ってしまい、琵琶湖の漁師さんの数も減ってきているそうです。
漁師さんは魚をとる以外にも、琵琶湖を守るために様々な活動をされています。
私たちが琵琶湖の魚を食べることで、漁師さんたちを応援することができ、琵琶湖を守ることにつながる、ということを学びました。
今回さばくのは、大きなアジ。
大阪ガスクッキングスクールの野村さんにデモンストレーションをしながらポイントを教えていただき、いよいよ参加者がさばきます!
大人も子どもも1人1匹ずつ。大きなアジと悪戦苦闘しながら、無事3枚におろすことができました。
小学生の子どもさんたちの包丁さばきも素晴らしかったです。
さばいたアジは、みそや薬味と混ぜてサンガ焼きにしました。
琵琶湖の魚もメニューに取り入れました。
琵琶湖固有種・ビワマスを使った「あめのいおごはん」と、ワカサギの南蛮漬けです。
11月は、ビワマスは産卵のため禁漁になりますが、冷凍保存されていたビワマスを漁師さんから分けていただきました。
滋賀県に住んでいても、若い世代は、なかなか湖魚を調理する機会がありません。
このようなイベントで、湖魚の美味しさに触れていただき、家庭でも作っていただけたら嬉しいです。
最後に、参加者にさばけるマスターカードを授与して、今年のさばける塾が終了しました。
参加者からは、「魚に興味を持つ亊ができて楽しかった」「魚にめちゃくちゃうろこがついていて驚いた」「家でもまたさばきたい」といった前向きな感想をたくさんいただきました!
ご参加いただいたみなさん、ご協力いただいた講師の皆さん、ありがとうございました!
この年末、みなさんも魚をさばいてみませんか?
さばけるチャンネルでは、色々な魚介類のさばき方動画を見ることができます。
是非、チャレンジしてみてください。
【さばけるチャンネル】
▼イベントのリポ―ト「さばける塾in滋賀」動画公開中!
https://youtu.be/MvOongB7fvQ