「海と琵琶湖のさかなレシピチャレンジワークショップ」の3・4・5日目を実施しました!
このワークショップは、琵琶湖や海への関心を高め未来の海や琵琶湖について考えるワークショップで、今回のテーマは「魚食離れ」
日本人の魚介類消費量はこの20年で約42%減少し、魚離れが進んでいます。特に若者にとっては、魚を食べる機会や自分で調理する機会も少なくなってきています。
そんな現状を少しでも解決するため、学生たちは、5日間の行程で海や琵琶湖の魚についてや、その魚の美味しい時期、調理方法を学び、さかなを使ったレシピ開発を行います。
作成したレシピはレシピカードとして県内のスーパーなどで広く頒布予定!
学生のアイデアやユーモアたっぷりなレシピで魚離れを改善することができるか!?
いよいよレシピを考案します!
ワークショップ3日目!
この日は学生たちの激励に「魚芸人ハットリさん」が登場!
ネタも披露してくださり、学生たちはとても楽しんでいました。
またハットリさんは、日本さかな検定1級をもっており魚の種類をたくさん知っているだけでなく、魚の特製や食べ方の知識も豊富!
学生たちのワークショップにも参加いただき、レシピ作成のアイデアをいただきます!!
レシピカードを作成する前に、コープしが膳所店さんの水産バイヤー 中田さんにスーパーの魚売り場についてや販売している魚について教えていただきました。
スーパーの魚売り場でも魚離れを痛感する場面があるそうで、少しでも手に取ってくれるお客様を増やすために、さばく・味をつける等の加工をしてから販売したり、販売場所に調理方法の紹介動画を流すなどの工夫を行っていることを教えていただきました。
これから作成するレシピカードも魚を手に取るお客様が増えるきっかけとなりそうです。
また、販売している魚にはとてもこだわりをもっており、旬の魚を仕入れることはもちろん、魚の鮮度についても目の色や表面の色味を確認してより新鮮な魚を取り扱っている、というバイヤーさんの工夫も教えていただきました。
レシピカードを配布する冬の魚についてや琵琶湖の魚についても教えていただいた学生たち。
これえまで学んだことを活かして、いざレシピを考えます!
・どんなテーマにするか
・どの魚を使うのか
・対象とする世代はどこか
など考える事は沢山ありましたが、みんなでアイデアを出し合い、魚離れが進んでいる理由も踏まえながら、3つのレシピを考えました。
また魚には旬があるため、学生たちはレシピカードの配布時期を考えながら考案していました。
今回のレシピは
・ブリを使った若いOLさん向けレシピ
・イワシを使った親子向けレシピ(子どもは小学生)
・タラを使った親子満足レシピ(子どもは中高生)
に決定
考案した後はレシピの試作です。
試作を行いながらタイトルや味付けについてもアイデアを出し合い考えていきました。
実際に試作することで、アレンジを加えて魚の合う味付けを考える事が出来たり、
調理方法を見直してより簡単にできるよう工夫を加える、見た目をよくするために彩りを考えるなど
レシピ作成の時点では気付くことのできなかった視点からも考えてアレンジすることで、より良いレシピを作成することができました。
試作した学生は「味付けを考えるときに魚の魅力が消えてしまわないようにすることを意識しました。加熱の方法や切り方、炒め方など少しのことで食感が変わったりもするので難しかったですが楽しかったです」と話してくださり、レシピ開発の奥深さを感じているようでした。
最終日!レシピの内容が確定したので、レシピカードを作成します!
前回の試作を振り返りながら調理行程を見直し作成しました。
今回はレシピカードに掲載する写真も撮影するということで、学生たちには前回とは違う緊張感もありました。
今回作成したレシピは、、、、
1 ブリ茶漬け(湖魚でも可能)
2 イワシフライ
3 タラそぼろ
どの料理も学生ならではの視点があり、普段魚を食べないような方でも手を出しやすそうな内容でとても魅力的でした。
また、魚離れが進んでいる理由として手間がかかる、満足感が足りないなどもありましたが、それらを感じさせないようなレシピもあり、これまでの全4回で学んだことを活かすことが出来たレシピ開発となりました。
今回作成したレシピカードは1月10日コープしが膳所店で配布イベントを実施します。
学生たちが考えたレシピが皆さまに届きます。
配布の様子もお楽しみに!