8月25日(月)「しじみ調査隊」3日目を開催しました。
この活動は、琵琶湖や海への関心を高め、未来の海や琵琶湖について考える体験学習イベントで、今回のテーマは「しじみを通して環境と生物多様性について考える」
3日間の行程で私たちが引き起こす環境の変化が海や琵琶湖で生活する生き物にどのような影響を与えているのか、琵琶湖と海を調査し学ぶことで、琵琶湖と海の繋がりを実感します。
そして、未来の海や琵琶湖の環境、そこで暮らす生き物たちを守っていくために、私たちにできることを考える体験学習イベントです!
3日目は滋賀県大津市の「O’PAL」で
琵琶湖で生活するプランクトンやヨシについての学習や3日間のまとめでみんなで壁新聞を作成しました!
2日間で琵琶湖や海の環境、生き物について学習したしじみ調査隊。
最終日は琵琶湖の環境と生き物の関係について学習しました。
琵琶湖で有名な植物「ヨシ」は生き物のすみかという役割や水を綺麗にするという役割がありますが、冬になると枯れてしまい、枯れたヨシが水に浸ると琵琶湖が汚れる原因となってしまうということを教えていただきました。
そこで滋賀県では、ヨシが枯れてしまう前に刈り取りを行い、そのヨシは屋根やすだれだけでなく、ノートや食べ物としても再利用されていることを知り子どもたちはとても驚いていました。
学習の後は念願のカヌー体験!カヌーに乗ってヨシ帯の見学に行きました。
初めてのカヌーに手こずる子もいましたが、どんどん上達し琵琶湖を探検していました。
ヨシ帯では、ヨシにぶつからないよう慎重に漕ぎながら生き物観察を行い、琵琶湖の豊かさを感じることができました。
お昼ごはんを食べた後はプランクトン観察!
琵琶湖で採取したプランクトンを観察しました。
採取するのは「プランクトンネット」を利用したのですが、目に見えないくらい小さなプランクトンがネットで獲れることにみんなびっくりしていました😲
プランクトンは目には見えないくらい小さな生き物ですが、たくさんの役割があります。
水の異常を匂いで教えてくれたり、食物連鎖に欠かせない役割があることを学びました。
子どもたちは小さいプランクトンをしっかり顕微鏡で観察し、スケッチして学習に取り組んでいました。
最後は3日間の活動を振り返り、みんなで壁新聞を作成!
1人ずつテーマを決めてレポートを作成し、「琵琶湖と海のつながり」「環境と生き物の関係」の2枚の壁新聞を作成しました。
海なし県である滋賀県に住む私たちが琵琶湖だけでなく海を守るためにできることは何か、琵琶湖や海で生活する生き物を守るために私たちのできることは何かなど、それぞれが考え発表しました。
子どもたちは3日間で学んだことを思い出しながら一生懸命考えていました。
私たちの生活は海や琵琶湖の環境と関係しています。
ごみを分別する、ポイ捨てをしない、節電をするなど、小さなことでも多くの人が取り組むことで、琵琶湖だけでなく海の環境も守ることに繋がります。
できることから始めて、みんなで美しい海や琵琶湖を守っていきましょう!