滋賀と海のつながり調査隊サポートリーダーの木場仁美です。
3日間にわたった「滋賀と海のつながり調査隊」もいよいよ最終日!
11月8日(日)は、琵琶湖博物館で、大阪湾とのつながりについて学びました。
大阪湾について教えてくださるのは、きしわだ自然資料館・学芸員の柏尾翔さん。
大阪湾の特徴や、「チリメンモンスター」について詳しく教えていただきました。
チリメンモンスター、略してチリモンとは、チリメンジャコを獲る時に、一緒に獲れたタコやイカ、他の魚の赤ちゃんのことを言うそうです。
ちなみにチリメンジャコはカタクチイワシの赤ちゃん!
調査隊のみんなも身近な魚の話に、興味津々でした。
続いて、実際にチリモンを探そう!ということで、虫眼鏡を使って、たくさんのチリモンを見つけていく子供たち。
見つけたチリモンは標本に。
大阪湾は、たくさんの生き物が暮らす豊かな海なんですね!
これらが大きくなったものが私たちの食卓に並んでいることを実感できる実習となりました。
大阪湾と中継を結んで、漁師さんにインタビューを行いました。
答えてくださったのは、岸和田市漁業協同組合・組合長の音揃政啓さん。
シラスやイカナゴ漁などを行う傍ら、森を守る活動も精力的に行っておられる漁師さんです。
森を守る活動を始めたきっかけは「森・川・海がつながっていることを実感したから」とのこと。
森を守ることで、その養分が川を通して流れ出し、生き物が育つ豊かな海になると話してくださいました。
1日目で森について学んだ調査隊も、実際に活動をされている漁師さんのお話で、より深く学ぶことができたのではないでしょうか。
3日間の体験を通して学んだことを踏まえ、「海のために私たちができること」をテーマにポスターを制作!
海への思いをキャッチコピーと絵で表現しました。
真剣なまなざしで、筆を進める子どもたち。
邪魔をしないようのぞいてみると…印象に残ったことや、学んだことを活かしたキャッチコピーが!
絵具やペン、マスキングテープなども使って個性豊かなポスターが完成しました!
3日間にわたって調査した「滋賀と海のつながり」。
私たち一人一人の生活が、森・琵琶湖・川・海と密接に関わっていることを実感できたのではないでしょうか。
今回学んだことを活かして、今の海、そして未来の海もみんなで守っていきましょう♪
この日の様子は、11月19日(木)夕方6時20分から5分間、びわ湖放送でご紹介します。
「滋賀と海のつながり調査隊」の活躍をぜひご覧ください!
<過去の調査の様子はこちら>
滋賀と海のつながり調査隊【1日目】~奥びわ湖・山門水源の森
滋賀と海のつながり調査隊【2日目】~沖島