古くより神の棲む島として、また近年はパワースポットとして、年間15万人が訪れる人気スポットとなっている「竹生島」。大津からの直行便は明治時代からありましたが、交通網の発達などで1998年に廃止。竹生島に行くためには、定期便に乗るため高島市や長浜市を訪れる必要がありました。そこで今回、大津市の大津港と竹生島を結ぶ直行便がおよそ20年ぶりに復活!!京阪神からのアクセスがとても便利になりました♪
「深緑竹生島の沈影」として琵琶湖八景の一つにも数えられる竹生島は、島自体もとても美しいですが、上陸後も見どころいっぱいです!西国三十三所観音霊場・三十番札所の宝厳寺は、実は安芸の宮島・相模の江島とともに日本三弁天に数えられているんですよ。宝厳寺の唐門は秀吉の大坂城の唯一の遺構と伝わり、国宝に指定されています。現在は重要文化財『観音堂』『舟廊下』とともに保存修理が行われています。
竹生島観光の定番といえば「弁天様の幸せ願いダルマ」!お願い事を書いた紙をダルマの中に収め、宝厳寺本堂に奉納します。奉納したダルマの代わりに「弁天様の幸せ願いダルマ」を模したストラップ御守をもらうことができますよ♪御朱印は「本尊 大弁才天」のほか、「西国札所第三十番 千手千眼観音菩薩」「御詠歌」の3種類。こちらもご本尊参拝のあとでぜひチェックしてみてください。
直行便は11月中旬までの期間、隔週土曜日に運航されます。大津港と竹生島港を結ぶ2時間15分の間、観光ガイドの方が船内から見える景色や、明智光秀にまつわる近江戦国物語などを楽しく紹介してくださいます。1日1往復のみですが、竹生島に85分間上陸できるので十分満喫できます。もっとゆっくり楽しみたい方は定期便で帰ることもできますよ。詳しくは琵琶湖汽船さんのHPをご覧ください。【琵琶湖汽船 竹生島縦走クルーズ】
写真提供(1・4・5枚目):(公社)びわこビジターズビューロー