かつてのきれいな赤野井湾を復活させようと、守山市の赤野井湾周辺で、ごみの除去活動が行われました。
赤野井湾は琵琶湖南湖の北東部に位置し、主に8本の河川が注ぎ込みます。昭和20年代までは、河川にはホタルが多く生息していましたが、開発が進む中で、河川の汚れやアオコの発生など様々な問題が出てきました。閉鎖性が高いエリアであることから、琵琶湖で最も水質が悪化しやすい場所だと言われるようになってしまいました。
こうした状況をなんとかしようと、2018年から毎年、ごみの除去活動が実施されています。今年は県内外から、環境に関心を持つ約90人が参加しました。
湖底のゴミの除去活動では、参加者が胸まである胴長を着込み、熊手のようなレーキという道具を使ってカンやビニールなどをすくいあげていきました。
活動には、守山市の森中市長も参加し、一緒にごみの回収を行いました。
周辺では外来水生植物の除去作業も行われ、参加者が、琵琶湖の水面を覆い生態系に悪影響を及ぼす可能性のある外来水生植物・オオバナミズキンバイやナガエツルノゲイトウを引き抜いていきました。