今やどのホテルの客室にも、歯ブラシやクシなどのアメニティが完備されていて、手ぶらでも泊まれるぐらいですよね。
便利な反面、一回で捨ててしまうのは勿体ないなぁとも思ったり…。
そんなホテルの常識が、変わろうとしています。
大津市の琵琶湖岸に位置する「琵琶湖ホテル」は、深刻化する海洋プラスチックごみ問題を受け、2022年4月1日(金)から、全客室内の使い捨てプラスチック製アメニティを設置しないことを発表!
普段から使い慣れたアメニティをお客さん自身に持参してもらう「ライフスタイル型」の滞在を提案されています。
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の施行が予定されている4月1日から、プラスチック製の歯ブラシ&歯磨き粉セット、髭剃り、ブラシ、コーム、シャワーキャップ、ボディタオル、ヘアゴムが客室に設置されなくなります。
お客さんは普段使い慣れた私物を持参するか、ホテルで、環境に配慮したアメニティを購入することができます。
購入した製品はもちろん使い捨てではなく、自宅へ持ち帰り何度も使用することができます。
また、客室内のバスアメニティとして、石油系成分無配合、ノンシリコン処方のオーガニックコスメブランドが採用されます。
容器には90%以上がサトウキビの廃液由来の素材でできているバイオマスPEを使用。
本来捨てられていた原料を再利用できる上、通常の樹脂と比較して、製造・輸送・廃棄までのCO2の排出量を約7割削減できるそうです。
当たり前だと思っていた使い捨てアメニティ。
ホテルを利用する私たちも、意識も変えていかなければなりませんね。