3期6年、総事業費29億円をかけてリニューアルが続けられてきた「滋賀県立琵琶湖博物館」。
新型コロナウイルスの影響で工事が遅れていたA・B2つの展示室の改修も終わり、10月10日(土)にグランドオープンを迎えました!
260万年前の動物たちの足跡化石や、驚きの発見があふれる琵琶湖の底の立体模型などを展示し、琵琶湖の生い立ちを紹介する「A展示室」。
中でも目を引くのが、古代ゾウの半身半骨の等身大模型です。
これほど精密なものは世界でもここにしかないそうですよ!
そのほかにも、湖底の泥の中に隠れた花粉化石からわかる、琵琶湖周辺の森の移り変わりの様子などが紹介されています。
琵琶湖が誕生してから現在までの400万年の間に、琵琶湖だけでなく、その周りの地形や生き物も大きく変化したことがよくわかりますよ。
「人と自然の物語」をテーマに、漁業や祭り文化などの資料が展示されているB展示室。
何といってもまず目に入るのが、全長7.5メートルの巨大な龍です。
なんと1Lペットボトルを1000本以上使って作られているんです!
琵琶湖でも問題化するプラスチックごみの削減を訴えるペットボトルアーティストの本間ますみさんが、近江の人々に昔から信仰されてきた龍をデザインし製作されました。
また、このB展示室には、漁具のほか、風習・祭りなどに使われた本物の道具が見事な再現・保存処理技術によって展示されています。
設置された端末で巨大な丸小舟が動き出すARを見ることができ、まるで丸小舟に乗っているかのような感覚を楽しめます。
グランドオープン当日は、開館直後から大勢の家族連れの方たちなどが博物館見学を楽しみ、先週末の倍以上となる2329人が訪れたそうです。
現在、琵琶湖博物館では、新型コロナウイルス対策として入館に事前予約が必要です。
【琵琶湖博物館HP】の予約ページから希望日時を選んで予約の上、よりパワーアップした琵琶湖博物館を楽しんでくださいね!