プロバスケットボールリーグBリーグ1部に所属する滋賀レイクスターズ。
バスケットボールだけでなく、さまざまな地域貢献をしていることをご存じですか？
「クリーンウォーク with Rethink PROJECT」では、2017年から年に数回、滋賀レイクスターズの選手がファンと一緒に琵琶湖岸のごみ拾いをしています。
「滋賀の誇りに」レイクスターズが取り組む地域貢献活動
滋賀レイクスターズは、滋賀県唯一のプロスポーツチームとして、「スポーツを通じて豊かな社会を創造し、滋賀県の誇りとなる」ことを企業理念として掲げ、2008年の設立以降、選手による学校訪問事業「レイクスキャラバン」や人権啓発活動など、地域貢献活動に取り組んできました。
2017年6月に大津市公園緑地協会と滋賀レイクスターズが「コミュニティパートナー協定」を締結したことをきっかけに琵琶湖岸の清掃活動「クリーンウォーク」を始めました。
2016-17シーズンから毎年、滋賀レイクスターズ所属の選手と一般参加者が協力して琵琶湖岸を清掃しています。
今年は、4月にクラブ独自のSDGsプロジェクト「L-STARs COMMITMENT」を開始し、クリーンウォークに「琵琶湖3周分（600km）」という目標を設定しました。
選手と一緒に琵琶湖岸のごみ拾い
2021-22シーズンは6月に2回、7月に2回開催されました。
新体制となってから初めて行われた7月22日のクリーンウォークには、今川友哲選手と新加入の澁田怜音選手が参加しました。
一般参加者・スタッフ合わせて37人と共に、なぎさ公園サンシャインビーチの市民プラザから近江大橋西詰までの約1kmを歩きながらごみを拾いました。
バスケットボールを習っている小学生や、滋賀レイクスターズのファンの親子、部活を引退した高校生など幅広い年齢層が参加していました。
2年前から参加しているという親子は「歩くことで子どもたちの体力もついて、楽しんで体を動かすきっかけにもなりました。ごみを拾う選手の姿を見て、子どもも地域貢献や環境活動に関心をもってもらいたいと思っています。知らない人とコミュニケーションを取って清掃することもいい経験になっています」と継続して参加している理由を話します。
滋賀レイクスターズ選手の琵琶湖への思い
昨シーズンからクリーンウォークに参加し、今回で3回目となった今川選手は「前回と比べて、ごみは減っているように思いますが、毎回ごみが拾えてしまえるのは悲しいこと」と話します。
琵琶湖岸のたばこの吸い殻やペットボトル、釣り糸などを拾った今川選手は「一人一人のごみは少ないかもしれませんが、まとめるとこんなにもあります。滋賀に来る前は、琵琶湖はきれいなものだと思っていましたが、遠くから見るときれいなのに、近づくとごみがあってもったいないと感じています」と話しました。
「選手が活動することで、『ごみを捨ててはいけない』ということが広まってほしいです。選手から少しでも発信していければ」と選手が清掃活動をすることの意義を話してくれました。
今シーズン、佐賀バルーナーズから移籍して来て、クリーンウォーク初参加となった澁田選手は「今までに在籍したチームでは清掃活動はありませんでしたが、選手である前に一人の人間なので、地域のためにまちをきれいにする活動に積極的に参加したいと思いました」と話します。
朝早くからの清掃活動に多くの人が参加したことについて、澁田選手は「こんなにたくさんの人が来るとは思いませんでした。地域の人に愛されているチームなのだと思います。バスケ選手としてもやりがいを感じます」と喜んでいる様子でした。
「琵琶湖岸には飲食物のごみや花火などが捨ててあって、予想以上にごみがあり、考えさせられました。ごみを捨ててはいけないというルールを徹底することが必要だと思います」と話しました。
7月25日に柏倉哲平選手と林翔太郎選手が参加して行われたクリーンウォークと合わせて計4回で、169km（参加人数×実施区間で計算）となり、滋賀レイクスターズが掲げる今年度目標の達成率は28.1％になりました。
今後も、目標達成に向けてクリーンウォークが実施される予定です。
【滋賀レイクスターズ ホームページ】
【SDGsプロジェクト「L-STARs COMMITMENT」】
レポーター紹介
- 有限会社ウエスト
- 子育て応援マガジン「ピースマム」をはじめとするフリーペーパーを手掛けるなど、滋賀県のことを知り尽くす「有限会社ウエスト」さんとコラボレーション！
”しがライターReport”として、週に1度、とっておきの情報を紹介していただきます♪
