お知らせ
2023.08.09

海の無い滋賀県発「おうみ海老」サステナブルな陸上養殖の秘密とは?

海の無い滋賀県に、ブランド海老があるのを知っていますか?
「世界一安心・安全でおいしい海老」を目指し陸上養殖された、純国産バナメイエビ「おうみ海老」です。

 

海老と海ぶどうの美味しい関係

手掛けるのは、長浜市のワボウ電子株式会社。プリント基板などの電子機器の製造や電子部品の組み立てなどを行う会社です。
コロナ禍での事業縮小などをきっかけに新規事業を検討する中で、食に関わる分野での地域貢献・地域活性化ができる特産品をと考え、2020年からバナメイエビの養殖、販売事業を展開されています。

海なし県で海老を育てられる秘密は、完全陸上養殖。滋賀県・伊吹山系の地下50mから湧き出る地下水と、マイクロプラスチックなどを含まない岩塩を投入した人工海水で、抗生物質や薬品を一切使わずに育てています。
でもそれだけではありません。「おうみ海老」の養殖で出た窒素分を含んだ水は、海ぶどうの栽培に使用。海ぶどうはその窒素分を吸収し、きれいになった水は、再度、海老の養殖に利用されます。
まさに持続可能な養殖!このような水の循環利用は、世界でも稀な試みだそうです。

活発な運動を促し育てられた「おうみ海老」は、身が引き締まりぷりぷりとした食感に。噛むほどに海老本来の甘みが広がり、刺身はもちろん、どんな料理にも合うそうです。
地元滋賀県以外の販路拡大を目指し、8/23~8/25には、東京国際展示場で開催されるジャパン・インターナショナル・シーフードショー2023にも出展されます。

 

サステナブルな水産資源

世界中で魚の消費量が増える一方、漁獲量は年々減り続け、このままでは近い将来、私たちの食卓から魚が消えてしまうかもしれないとも言われています。豊かな海を守っていくため、持続可能な水産物はますます重要性を増しています。海のない滋賀県からの挑戦!今後の展開が楽しみです。

 

\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

【しがライターReport】「小さな自然再生」現地研修会 ビワマス魚道を設置し地域を盛り上げよう+ゲリラ炊飯もあるよ
お知らせ
2024.11.13

【しがライターReport】「小さな自然再生」現地研修会 ビワマス魚道を設置し地域を盛り上げよう+ゲリラ炊飯もあるよ

【しがライターReport】ブラックバスのフルコース!実はおいしい外来魚!
お知らせ
2024.11.11

【しがライターReport】ブラックバスのフルコース!実はおいしい外来魚!

ページ内トップへ