7月24日・25日、1泊2日での福井県調査1日目、午後からは「福井県海浜自然センター」へ移動して、磯で生き物を探しました。海辺には、砂浜や干潟、磯など様々な地形があり、潮の満ち引きによって、1日のうちでも陸になったり海になったりと変化するというお話を聞きました。
今回調査した磯は岩場できていて、生き物が隠れる場所がたくさんあります。子どもたちは、岩場の間などもよく見ながら、約1時間でムラサキウニやバフンウニ、クラゲや、キヌバリといった生き物を見つけることができました。
採取した生き物はセンターへ持ち帰り、解説をしていただきました。ウニとヒトデは仲間だというお話や、海には毒を持った生き物もいるというお話など…。子どもたちも興味津々に耳を傾け、たくさんの質問が飛び交いました。
センターには「鯖街道」に関する展示があり、京都まで鯖を運んだという「天秤棒」をみんなで担いでみました。かなりの重量によろめく子どもたち。昔の人たちは、この重い天秤棒を担いで、福井から京都まで約70kmの険しい道のりをたった1日で歩いて運んだそうです。
鯖街道には様々なルートがありましたが、滋賀県の朽木を通るルートもありました。鯖そうめんが長浜市だけでなく、高島市でも根付いているのは、この鯖街道の途中にあったからともいえそうです。この調査で、最後にいつも思う事は「昔の人はすごかった」という事です。
夜には、海辺のキャンプ場でキャンプファイヤーをしました。大学生リーダーたちの司会で、クイズやゲーム、ダンスをして盛り上がりました。
調査隊のメンバーは、滋賀県内各地から集まってくれています。このイベントではじめて顔を合せた子どもたちですが、一緒に調査をする間にどんどん仲良くなってくれています。仲間とすごしたこの「キャンプファイヤー」を大人になっても覚えていてくれたら嬉しいなと思います。
<これまでの調査の様子>
【鯖そうめん拡め隊①】実際に作って食べてみよう!
【鯖そうめん拡め隊②】1泊2日の福井県調査!<1日目AM>