レポート
2022.04.14

熱源×スシロー「熱源熱中授業」in滋賀県 開校!

4月6日(水)にスシロー栗東小柿店で「熱源熱中授業」を開校し、滋賀県内の小学4年生から6年生の11名が参加しました。
地元の海をよく知り熱い思いで活躍する“熱源先生”と食のプロ“スシロー”先生がタッグを組み、お寿司を通じて「食と海」の未来について学びました。

熱源とは、海への“熱い”思いをもち、社会を動かす力の“源”となる人たちのこと。
今回の「熱源熱中授業」は、全国の海の様々な魅力や、直面する課題を見つけ、多くの人に知ってもらおうと活動してきた熱源プロジェクトの一環です。

 

熱源先生の授業「あなたの知らない琵琶湖の世界」

最初に授業を務めていただくのは、琵琶湖のお魚博士こと黒川 琉伊(くろかわ・るい)さんです。
黒川さんは海を守るための活動に“熱い”思いで取り組む、全国で63人いる、海の熱源人材の一人なんです。

授業のテーマは「あなたの知らない琵琶湖の世界~琵琶湖ってこんなにスゴイ!!~生き物たちの楽園~」。
琵琶湖の魚をとって調べる、育てる、食べる、そして絵を描くことも得意な黒川さんだからこそできるたのしい特別授業となりました。
ご自身で描かれた絵を交えながら琵琶湖の固有種や湖魚食文化について教えてもらいました。
そして最後に、“SDGs”についてみんなで考えました。
海のプラスチックごみの量は年々増え続けており、2050年までに魚の重量を超えてしまうと予想されているそうです。
これからもきれいな琵琶湖、そしてその先の海を守るために出来る身近な取り組みを考え、発表してもらいました。
「エコバックを使う」「ご飯を残さず食べる」「ポイ捨てしない」「3Rを大切にする」などたくさんの意見がでました。

黒川さんから「琵琶湖や琵琶湖にすむ生き物が大好きなので、これからも大切に考えていきたいし、幼稚園や小学校のみんなにもたくさん興味をもってもらって、大人になってもみんなで自然を守っていきたいです。そして食べること!何を選んで何を食べるかでも、琵琶湖や海の未来は違うと思うから、大切にしてほしいと思います。」と熱い思いを語っていただきました。

 

スシロー先生の授業「おすしを通じて食と海の未来を学ぶ」

続いてはスシロー先生、矢野達也(やの・たつや)さんの「おすしを通じて食と海の未来を学ぶ」授業です。クイズ形式で楽しく学びました。

まず最初に、天然魚と養殖魚について学びました。
地球環境・生活者環境が大きく変化していく中で、海の中も変化が起こり、これまで日本海でとれていた魚がとれなくなってきています。
スシローさんは美味しいおすしや魚をこれからも食べ続ける為に魚を育てることに協力されています。
現在提供されているお寿司に使われている魚のうち、約6割が天然魚です。
天然魚と養殖魚の比率が半分ずつになるように目指しているそうです。

続いて、おいしいはまちがお店に届くまでの配送の工夫について学びました。
加工場にはまちが届いてから真空パックになるまでの時間はなんと10分。
鮮度が抜群の状態でお店に届けられます。
そしておいしさの鮮度を保つために必要な分だけを、1回1回、手間暇かけて捌いています。

そして最後に、養殖のはまちと天然のまぐろを試食しました。
…あっという間に完食!
子どもたちからは、おすしのことを学んでから食べるとさらにおいしく感じるといった感想をきくことができました。
食と海についてたくさんの学びと発見があるイベントとなりました。

 

参加者の声(アンケート・インタビューより)

小学6年生女子「琵琶湖の魚のためにこれからもゴミを捨てないようにしようと思いました。」
小学6年生男子「魚のことを調べるだけでも環境に役立つきっかけになることもあるのだなと思いました。」
小学生6年生男子「熱源先生の話を聞き、魚を大切にしていこうとする活動をこれからもしていきたいです。」
小学5年生男子「家に帰って魚のことをもっとよく知りたいと思いました。」
小学6年生女子「天然の魚と養殖の魚の違いについて知ることができてよかったです。」
小学6年生男子「今まで普通に食べていたお寿司がこんなにいろいろな手間をかけて作っていることにびっくりして、これからはさらに味わって食べようと思いました。」

この日の様子は、4月27日(水)夕方5時55分~5分間、びわ湖放送でご紹介します。
ぜひご覧ください!

 

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