海と日本プロジェクトin滋賀県推進リーダーの小西あゆ香です!「鯖そうめん」の謎と、滋賀と海とのつながりを子どもたちに調査してもらう『鯖そうめん拡め隊』。今回は8月7日に実施した最終日の様子をリポートします!
鯖そうめん拡め隊28名が、県立琵琶湖博物館に集合しました。滋賀県で学んだ「鯖そうめん」や「琵琶湖」のこと、福井県で学んだ「鯖」や「海」のことを比べながら、海と私たちの生活とのつながりを考えます。
この日の講師は、琵琶湖博物館の大塚総括学芸員と、海の魚や琵琶湖の魚に詳しい滋賀県水産試験場の菅原主査です。前回の活動のあと、子どもたちには宿題として「リポート制作」をお願いしていました。まずは、班ごとにまとめてきたリポートを発表してもらいます。絵や写真を上手に使いながら、それぞれの興味のある亊をしっかりとまとめてくれています。
友達のリポート発表を聞いて出てきた「疑問」を講師の方に質問します。「鯖を増やすために、どうしたら良いと思いますか?」「鯖の模様はどんなものがありますか?」といった鯖に関する質問や、「海のものを使った滋賀県の郷土料理はどんなものがありますか?」といった食文化に関する質問などが飛びだし、活動をふりかえりながら答えをみんなで考えました。
次に「海と琵琶湖」の共通点や違いについてみんなで考えました!
海は海水で、琵琶湖は淡水。大きさや、波の高さの違い。琵琶湖にしかいない生き物、海にしかいない生き物。海も、琵琶湖も、その源の川や山も大切にする亊が、色々な種類の生き物を守ることにつながります。
最後に、大塚さんから子どもたちに「海を体感することで、関心を持つことができる。経験は君たちの財産になる」というお話をしてくださいました。そして、そのことが【海の環境を守るために】一番大切であるということ学びました。
最後に、子どもたちが学んできたことをたくさんの人に知ってもらうために、一人ひとり、ランチョンマットのようにまとめてもらいました。大塚さんと菅原さんにアドバイスをいただきながら、何度も修正を重ねました。「鯖そうめんの魅力」「福井県の海で養殖されている鯖」「海と滋賀のつながり」など、それぞれの視点で描かれていて、個性あふれる作品になりました。
今回「鯖そうめん」について調査することで、「その鯖がどこから来て、海がどのようになっているか」考えました。今はスーパーに行けば「切り身の魚」が簡単に手に入りますが、食卓に並ぶ「魚」や、その先につながる「海」について関心を持ち、海の恵みに感謝をしながら食べることが大切なのだと感じました。
<これまでの調査の様子>
【鯖そうめん拡め隊①】実際に作って食べてみよう!
【鯖そうめん拡め隊②】1泊2日の福井県調査!<1日目AM>
【鯖そうめん拡め隊③】1泊2日の福井県調査!<1日目PM>
【鯖そうめん拡め隊④】1泊2日の福井県調査!<2日目>